ドイツの甘い朝食や昼食
今日は昨日よりも少し早起きに体が慣れたのか、作業が少し捗った。それでも、エンジンがかかるのが遅くて10時過ぎから本格的に目が覚める感じ。遅寝遅起きの方が本来の自分に合ったペースなのかもしれないが、子どもの学校があるので仕方なく起きている。
朝、息子がミルヒライス(Milchreis)という日本人からすれば割と邪道な「甘く煮た米」ともいうべき食べ物を欲しいというので作ろうとしたら、セモリナ粥(Grießbrei)しか見つからなかったのでそれを牛乳で煮た。死角になっているところに結局、ミルヒライスの粉が見つかったのだが、時すでに遅し。息子は違うものがでてきたので、思った通りほとんど手をつけなかった。イチゴまでトッピングしてみたのに、自分の本日のデザートになったというわけだ。
この牛乳で米を煮て甘くして食べるものや、セモリナプディングは、慣れてしまえばそれなりに美味しい。抵抗があったのは最初だけだ。ドイツのスーパーではヨーグルトコーナーに並んでこれらプディングのようなものが置かれている。
セモリナプディングはツブツブの食感が美味しい。バニラやシナモン味もあるが、オリジナルが好きかな。
明日はミルヒライスでリベンジしないとね。そういえば、娘の方はミルヒライスにあまり興味を示さないような気がする。お腹が空いている時にあれば食べる、という程度かな。
同じ食卓を囲んでいても、食の好みは割と大きく違う。好き嫌いの多いのはどちらかといえばこだわりの強い息子の方である。娘は割となんでも食べられる方だと思う。毎回、ちょっとだけ残すのも息子で、ぺろっときれいに食べるのは娘だ。食べ方の癖のようなものもあって、本当に見ていておもしろい。
赤ちゃんの頃からどちらも食べなくて困る、ということはなかったのでその点では楽だったような気がする。その代わり、移動する際は常にタッパーに食べ物を分けて持ち歩いていたのだけれど。
とにかく、食わず嫌いにならず、何でも興味を持ってどんどん食べてみて欲しいな、とは思っている。ドイツ人家庭の子どもたちは、自分の知らないものに対する抵抗が強いのか、全く手をつけようともしない子が多いからだ。そういう意味では、幼少時から和洋折衷の家庭で育っている我が家の子どもたちは割となんでも食べてみようとするほうではないかな。
食育は多様な食文化を受け入れる、という意味でも大事だと思っている。まずは試してみて、好きであれば食べ、嫌いであれば食べなければいい。
*タイトル写真はpixabayのTLinkさん
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