コーヒーの時間にCDをアンプで聴く
何だか違和感があるな、と思ったらiMacに繋いでいる卓上スピーカーの調子が悪く、低音が出なくなっていた。ストリーミングで音楽を聴いていても、高音ばかりシャカシャカ言うので耳障りでしかない。
気分転換に散歩も兼ねて、図書館へ。閉館時間に利用できる返却口に本を返しに行くためだ。バーコード読み取り機が図書館の外に設置されているので便利なのだ。4冊の本が吸い込まれていったが、返却済みのレシートを見ると、最初の2冊がエラー表示になっていた。大丈夫なのだろうかと思い、家でサイトを確認したら返却済みになっていたので問題ないのだろう。
図書館の次は、オーガニック系のスーパーに寄ってみた。朝方にシャンプーをした際、固形シャンプーが切れそうだったからだ。普段から愛用しているメーカーのシャンプーはなかったが、子供が使っている液体シャンプーの固形バージョンがあったので、試しにそれを使ってみることにした。
液体と固形シャンプーの値段が同じだったが、環境にいいものや身体にいいとされるものほど値段が高くなるのはいつものことだ。資本主義って大人になっても結局のところ、その本質がよくわからない。そんなことを思うのは私だけなのだろうか。
そんなことを考えながら、土曜日にしては比較的空いている公園を抜けて帰途につく。ベルリンはまだ秋休みなので、どこかへ出かけている人が多いのかもしれない。
コーヒーを飲みながら、アンプでCDを聴いていたら娘が「珍しいな、これで音楽聴いてるの。」と言った。ストリーミングで音楽を聴くようになってから、アンプでCDを聴くことがめっきり減ってしまったのだ。久しぶりに聴くと、音がたくさん聞こえる、というか音に厚みもあるし立体的に感じる。ストリーミングばかり利用していると、耳が退化してしまうのではないかと思えた。CDの音源でさえそう感じるのだから、相当である。
便利なものを利用すればするほど、気付かないうちに失われたり、損なわれたりするものが多いのかも。
たまにはアルバムを一枚通して聴くのも悪くない。デスクの背後にアンプがあるので、これは座る向きを変えるべきなんだよなぁ。アンプも廃棄しようかと思ったことが一度や二度あったが、捨てる必要なんて全くなさそうだ。CDもカセットもね。
後でCDプレイヤーのレンズを掃除しておこう。クリーニングキットが、まだどこかにあったはず。家にあるレコードも引っ張りだして聴きたいんだけれど、プレーヤーが壊れてしまってないのだ。
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