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天気はいいんだけど機嫌が悪い

今日も窓の外はピカピカと太陽が眩しく、春のような陽気のベルリン。

そのせいなのか、なぜか一足先に五月病がやってきたように息子の機嫌が朝からマックスで悪い。

あまりにも不機嫌なので、その気分に私までどっぷり浸かってしまった。負の気分の破壊力と言ったら。

原因はなんだろう、と考えてみたが、朝が早くなったので単なる寝不足、あるいは小学校の再開とともに12月から延期になっていたテストが来週二つあるせいなのかもしれない。彼なりにそういったものが想像以上にプレッシャーになっているのかも。

それはともかく家で課題の続きをやろうと言っても見向きもしなければ、日本語補習校の宿題をやろうと言ってもさっぱりなのである。それなら友達とさっさと外に遊びに行けばいいものを、自分からは誘いに行かないタイプなのか声が掛からなければ自分の部屋に閉じこもってばかりいる。

おーい、なんなんだ。私は何のために家にいるんだーーー。

そんな気分にすらさせられる。終日、息子に文句ばかり言われるためにわざわざ家にいるわけではないのだ。彼の気持ちの受け皿になってあげたいのは山々なんだけれどもね。

今日はそんなわけで、戸外の天気の良さも手伝ってKSKの書類の記入も、確定申告の書類をまとめる気にもさっぱりなれない。

これってやっぱり少し早い五月病なのでは…

季節の変わり目はそんなふうに誰もが多少なりとも調子がおかしくなるものなのだろう。

相方とも今年の仕事に対する見込みなどについて先日少し話をしたが、ようやく就職の難しさやフリーランスの状況も厳しいというのが分かってきたようだ。自分のところに来る患者からそういった話を聞く機会が増えてきているのだろうと思う。カウンセラーなので。このご時世、悩みや問題を抱えた人は後を絶たない。

「就職すれば?」と簡単に言われなくなっただけでも変なプレッシャーは減る。かと言って進んで扶養に入るのも憚れるので、もう少し色々ともがいてみるしかなさそうだ。

もがくのもいいが、天気がいいので、ひとまずグルッと近所を歩いてこようと思う。

家でじっとしていても何も始まらない。面倒でも外に出て動かないとね。(うーむ。それにしても今日は本当にモヤモヤした気分が抜けない。)お気に入りの音楽を連れて思う存分歩いてみよう。

何か面白いアイデアが見つかるかもしれない。こういう時こそワクワクできることを見つけてそこにエネルギーを集中できるといいんだけれど。

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散歩の途中でクラスメートの母親と子供にばったり遭遇。子供の様子を聞いてみたところ、やはり学校が再開してもそれほど楽しそうではないらしい。休み時間にも外で遊べるわけでもなく、給食もみんなと一緒にワイワイ食べられないからかなぁ、なんてお互いにため息をついた。

少し話すだけで気が晴れるし、学校の状況も分かるのでやはり会って話をするのは大事。そのママが連れていた子供は「ぼく、早く始まるクラスでよかったのに。こっちにはこないの?」と息子と一緒のクラスになれなくてちょっと残念そうだった。

散歩から戻ると、息子も落ち着いていて算数のテスト勉強をしたり、日本語の教科書を音読したりしていた。



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