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ひとりの時間

昨日、今日と丸1日くらいひとりだったのだが、娘に既に見透かされているようにひとりになった瞬間、食事がいい加減になりがちだし、時間を気にしなくなる傾向がある。

まず、朝は起きたい時間に起き、ノロノロと朝食をとりお昼もお腹が空いて初めて何を食べようかなぁ、と冷蔵庫を開ける、という感じ。

ママ、今日のご飯なにー?何時にご飯?今日は19時でいいで。

タイムキーパーである息子が家にいないと朝・昼・晩のご飯の時間が平気で2時間くらいはずれてしまう。昨日は気づいたら20時を過ぎていて夕飯の時間が遅くなった。その結果、寝る時間もすぐに0時を回る。

普段は子どもたちが朝早く起きて学校に行く必要があるので、仕方なく早めに寝て朝早く起きている。なんだかんだとまだまだ子ども中心に生活が回っているのだ。だからたまに時間を気にすることなくひとりで過ごせる時間、というのが喉から手が出るくらい欲しくなる。

そのいわゆる「贅沢なひとりの時間」が手に入ったからといって、別に特別なことをするわけではない。ただ、好きな時間に起きて食べて寝る、というそれだけである。今日も突然思い立って昼から日本の入浴剤を入れて湯船に浸かって大きな深呼吸をしたら、もうどこにも出かけたくなくなってしまった。

そしてあっという間に18時になり、娘が18時半過ぎに帰宅した。

ただいまー。今日のご飯なに?ママ、昨日はちゃんと食べた?

お母さんジュニアが帰ってきたので夕飯は30分くらいでささっと作ってふたりであれこれ話しながら食べた。育ち盛りの娘は最近、私よりパクパクとよく食べる。

友達の家で何を食べたか、という話や友達の父親が3時間くらいゼルダのブレワイをやっていて面白かった、という話を聞いて親近感を覚えたり。真剣な顔をしてやっている割には操作があまりうまくないらしい。

ママは日本人やからやっぱりゲームがうまいんやな。

え、それって関係ある?子どもの頃からやっているのならともかく、私のゲーム経験は大人になってからである。とにかくその父親はうまくジャンプできないらしく、リンクが何度も流水に流されて溺れていたのだそうだ。真面目な顔をして操作がゆっくりで丁寧なのだとか。いかにもドイツ人的で微笑ましい。

かくいう私もゼルダは好きだからなんとかやっているが、マリオの3Dワールドやスプラトゥーンの操作はさっぱりである。ゼルダは考える暇を与えてくれる優しいゲームだと思う。ブレワイの追加コンテンツ内にある剣の試練は鬼仕様だったが。

それはさておき。今年の日本の一時帰国中はこれまでにないほどまとまったひとりの時間が待ち受けている。何をしようかと今から楽しみで仕方がない。気の済むまで本屋を巡ったり街を歩き回ったりしたいものだ。


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