忙しい時ってなんか重なる
新年明けましておめでとうー、なんてついこの間まで言ってたな、と思ったらもう月末。
予想通り、オミクロンは息子の小学校で蔓延しつつあり、クラスメートも同時に5人くらいが感染しているらしい。そのタイミングでベルリンでは出席義務も解除されたので、息子の意思も尊重して学校には行かせないことにした。
仕事の方は仕事の方で相変わらず、問い合わせ先の直通電話がほとんど繋がらずまともに会話すらできない。この感染状況であれば、ホームオフィス対応にしているところが増えるので当然の流れだ。メールにすぐに返事をくれる奇特な方も中にはいるが、ドイツでは基本的にメールだけのコンタクトに反応がある方が稀だということは経験上わかっている。
こんな状況でも、オンラインミーティングに対応してくれる人が、少しは存在するので、今のところ何とか事なきを得ている。ただし、そこに至るまでに掛かる時間がいささか長すぎるのだ。
2ヶ月くらいで完了するはずだった案件が延び、そこへまた別件が重なってくる。撮影案件であればひとりで同時進行は不可能だが、自宅で完結する仕事であればなんとかなってしまう。それにこのご時世、声を掛けてもらえるのは本当にありがたい話ではないか。
そこへオミクロンやら学校休暇が重なって、これもある程度は覚悟していたが月末から来月初旬にかけてタイトなスケジュールになりつつある。このままだと冬休みのイベントマネージャー業が遂行できそうにもない。
子供たちも大きくなってきたので、説明すればわかってはくれるがホームオフィスで家にいるのは相方ではなく私の方だ。いくら忙しくて時間が取れなくても平日に家の用事が降ってくるのは避けようがない。
これってどうなの?と疑問に思うことも多々あるが、ホームオフィスのフリーランスなんてこんなものだ。時間外労働以前に、始業時間もなければ終業時間といった区切りも全くない。
好きな時に好きなだけ働ける→朝昼、週末関係なし
フレキシブル→あくまでも子供が家にいない前提
マイペースに仕事ができる→忙しくなれば延々と仕事をする羽目になる
これだけ日々、どうすればバランスよく生活できるのか試行錯誤しているのだから、自然にプロマネになっているかと思えば、別にそうでもなく。
仕事と日常生活に折り合いを付けるのがこんなに大変だとは、フルタイム勤務、一人暮らしの時は想像すらしていなかった。人生とはそういうものなのだろう。実際に自分がそうなってみないと、なかなか想像すらできないものなのだ。経験しないとわからないことって意外とたくさんある。
自分の中のハードルをできるだけ上げすぎないようにしつつ、表向きにはあくまで平気なフリをして涼しい顔で乗り切りたい。
そしていい加減、そろそろラスボスを倒したい。
Photo by Tingey Injury Law Firm on Unsplash
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