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祝日の陽気とカフェのテラス席

今日は月曜日。ベルリンは祝日だ。あれ、なんの祝日だっけ?ドイツに何年住んでも祝日の中にはいまだにピンと来ないものがいくつかある。日本の祝日についてはもう何がなんだかさっぱりわからない。

"Pfingsten"と呼ばれる今日は、キリスト教にまつわる祝日で「ペンテコステ」いわゆる「聖霊降臨の日」に当たる。この時期に出てくる"Pfingstrose"という花があるが、こちらはボタン科の花でとても大きなきれいな花が咲く。かたい丸い蕾が突然パァっと花開くとても華やかな花だ。

昨年11月から半年ほど続いたロックダウン。ここのところ数値が落ち着いてきたおかげで、先週の水曜日からようやく一部が緩和された。今日のように天気の良い祝日は、近所の公園も、再開したカフェのテラス席も人でいっぱい。突然、ベルリンの街に活気が戻って来た。

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それでもまだ買い物へ行くのにも、カフェやレストランのテラスで食事をするのにも陰性証明が必要なためか、街角のあちらこちらに簡易テストセンターが増えた。

タイミングが合えば、近いうちに友人と一緒にカフェのテラスに座ってみたいものだ。公園の丘の上にあるカフェも先行きが心配だったが、テラス席を開放していてなんだか安心した。このままだと潰れてしまうのではないかと思っていたからだ。

ワクチンの接種は夏休みまでに受けられそうにもないが、メッケルンブルク・フォアポメルンなど一部の州で旅行者の受け入れも始まっているようだ。夏休みの計画もそろそろ立てなくてはならない。ドイツ人の休暇に対する情熱はすごいので、本来ならもう遅すぎるくらいなのだ。

毎年、夏季休暇の家族旅行の準備には、それほど熱くはなれない。それでも、いつもヒョイっと、どこかには行っているので何かしら見つかるだろう。ルールがコロコロと変わるので、今年も成り行きに任せることにした。

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これからのいい季節、否応なしにベルリン市民も開放的になってくる。ロックダウンの緩和で羽目を外しすぎる人が増えなければいいなぁ、なんて思ったり。

今年の夏休みも、また誰もいないどこかを家族みんなでドライブして、誰もいない自然でも謳歌できればいいんじゃないかな。今年こそ天気に恵まれますように。

そうしたら湖に思い切って飛び込むのだ!

タイトル写真:by Janine Meuchen on Unsplash




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