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就職活動とオペ

あぁ、もう明日は月曜日。

全身麻酔をベルリンで施術してもらうのは明日で2度目。1度目の記憶はほとんど残っていないがまだ子どもたちが生まれていなかったので、もうかれこれ15年以上は前のことになる。

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昨日のオペで驚いたのは、まずベッドカバーやその他寝具一式を持参する必要があったこと。早めに着いたら看護師さんに「ここがあなたの部屋ね。ベッドメーキングをして待っていてください。担当医が8時ごろに来ますので」と言われたのでカバーをかけ終わってから、朝も早かったので二度寝することにした。ドアをノックされて飛び起きたら笑われてしまった。

施術自体は10分から20分で終わる、という話だったが同じ部屋の隣人は麻酔が切れていない状態で部屋に戻ってきた。高揚感あふれた感じだったのでああなる人もいるのか、と驚いた。カトリンという看護師さんがオペ室までとても丁寧に連れて行ってくれたのが印象的。施術後に手術台でぱちっと覚醒し「あら、もう起きたの?」と看護師に言われ、高揚感もなくただただ眠かった。スヤスヤ。

とまぁ、オペも無事に終わり、昨日は自宅でウトウトしながらかすかな腹痛を感じる程度。それよりも咳や鼻水、微熱といった風邪の症状の方が強かったというよくわからない状態だった。仕方なく鼻うがいをした。

夜中に1度覚醒したものの、今朝は9時過ぎに起床。普通に起き上がってコーヒーを飲んでシャワーを浴び、洗濯機を回したところでドッと疲れがきた。まぁ仕方がない。署名した書類には術後24時間は成人の監視下にいるように、と書かれていたのだから容態が急変することもあるのだろう。どちらにせよ、もうそろそろ24時間が経つのかな。

前回は子宮内にポリープの疑いが出て、子宮内膜掻爬(そうは)術というものを行ったように記憶している。15年以上も前のことだし、文字に書き起こしていないため詳細についてはあやふやである。今回の手術までの経緯はこんな感じだった。

就活→麻疹の抗体検査のために家庭医へ→チェックアップのための血液検査も同時に行う→フェリチンの値が低すぎることが判明(鉄分不足)→翌週産婦人科で相談→エコーでポリープか筋腫の疑い→子宮内視鏡手術・掻爬・子宮筋腫切除(Gebärmutterspeigelung, Ausschabung und Entferunung eines Mymos)

ベルリンでは珍しく家庭医での鉄分不足発覚から手術まで1ヶ月以内で終わったことになる。施術後の再検査が2週間以内にあって問題がなさそうであればひとまず安心、といったところ。

とにかくこれで不正出血が止まれば鉄分不足も緩和されるだろうし、もう少し日常生活をスムーズに送れるのではないかと期待している。今回もつくづく痛感させられたのが、なんでも年齢や更年期障害のせいにしない方がいいのだということ。あまりにもいつもと違う疲れ方をするな、と思ったら早めに検査を受けた方がいい。いろいろとアドバイスをくれた家庭医には感謝しかないので、結果報告と感謝の気持ちを伝えておこうと思っている。産婦人科の9月初旬の予約がたまたま家庭医の予約の翌週に早まったなど、運がよかったことも手伝ったがまさか就職活動をすることで、自分の不具合の発覚に繋がるとは夢にも思わなかった。しかも麻疹の抗体検査がネガティブだったというオチまである。2回目の接種もしておかなければ。

就活でもなんでも気になることはやってみるものである。何がどこでどう繋がるのかさっぱりわからないからだ。就活を始めてすぐに不具合が見つかったので今月はメンテナンス月間になってしまったが異常な眠気や疲れの原因がほぼ解明したので、あとは来月のスポーツ医療のチェックアップを楽しみにしているところだ。ドイツの医療機関には実はそれほど悪い印象は持っていない。




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