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笑いあえる友達

今朝、息子のサッカー遠征に付き合い、冷たい風の中で1時間ほど立っていたせいだろうか。昼ごはんをチームメイトの母親たちと食べたり、トルコスーパーに買い物に行ったりしているうちに喉がイガイガしてきた。

あぁ、とうとう来たか。実は昨日の晩にシアターで観劇をしている際にも終わりまで我慢できず席を立ってしまったのだ。船を漕いでしまったのも今から思えば風邪の前兆だったのかもしれない。

帰宅した途端に鼻水が止まらなくなった。ハーブティーをガブガブと2杯飲んでイブプロフィンを流し込んだが一向に楽にならない。仕方がないのでベッドの中でうとうとしていたが、WhatsAppにメッセージが入った振動で完全に起きてしまった。明日のフライトの到着時間が変更したことについて、ドイツ人保護者から質問がきたのだ。

変更だと言ってきてるんだから、理由とかはともかく変更なんだよ…

と思ったが、不安に思う気持ちはよくわかるので、機種変更のスクショを送っておいた。そう、明日の午前中にいよいよ日本から留学生がやってくるのである。そしてそのタイミングでダウンした私って一体。相方→息子→娘、と順番に風邪で寝込んでいたのでいつもよりかなり気をつけていたのだが、やはり逃げきれなかった。残念である。フライトの到着が早朝からお昼前に変更になったのはとてもありがたい。

明日は空港への迎えと、午後には息子の日本語補習校のイベントがある。場合によってはイベントは欠席せざるを得ないだろう。ボーリング大会なのだが、場所が家から1時間と遠いのである。いやはや参った。日曜日に市内を横断しなければならない。予定はいつも重なるものなのだ。

とにかくこれ以上ひどくならないように今日は早めに寝ることにしよう。せっかく日本からドイツにやってくるというのに、留学生に風邪をうつすわけにもいかないではないか。

それはそうと、久しぶりにセルビアから2年半前にベルリンにやってきた息子のチームメートと行動を共にしたのだが、来たばかりの頃はダンマリだったその子と息子がドイツ語で普通に会話しているのには驚いた。子どもの学習能力や適応力は驚くほど高い。ご両親がベルリンの社会に馴染むスピードも相当高いとは思っていたが、本当にいつ会っても笑いが絶えず楽しい家族なので久しぶりに元気な姿が見れて嬉しかった。

息子も久しぶりに一緒にご飯を食べたり、いろいろ話せて楽しかったようで「また一緒に遊びたくなったわ」と言っていたのが微笑ましかった。「ドイツ語もうまくなってるし、ママたちが今日笑ってたのと同じように、練習の時にふたりで笑いすぎて何回も怒られたことある」というのを聞いて吹き出してしまった。笑い合える友達っていいもんだ。



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