フィルムカメラのNikon FEがやってきた
先日、フリーマーケット的な場所へ出かけた。フリーマーケットと言うよりスワップミートかな。
古いモノが多く出ている中でレンズ付きのフィルムカメラが出ていた。カメラには全く興味がなかったが、付属のFマウント80-200mmのレンズがカビや汚れもなくキレイであったためセットで購入した。
帰宅後にレンズは不具合なく、しっかり楽しめることがわかったのでカメラについても調べてみる。
が、カメラのどこを見ても名前らしきワードが書かれていない。わかっているのはNikonということだけ。
調べていると『Nikon FE』というカメラということが判明。背面に記載してあるシリアルの頭がFEって書いてたけどカメラの名前と思っていなかった。
Nikon FE
1978年に発売されたモノで驚いた。あまりにもキレイなので大事に使われていたということがわかる。ストラップに『Nikon』の文字があるので当時の純正品じゃないのだろうか。
フィルムカメラってこれまでに使ったことがないので、少し興味を持って使い方を調べてみた。こんな昔のカメラでも使用方法や動画までかなりの情報が出てくるので、それなりに人気があった機種だったのだろう。
使用方法を見ながら一通りの操作を行ったが壊れている感じも全くなし。そして、シャッターを切った瞬間に一気に惹かれてしまった。
シャッター音
「フィルムカメラはシャッター音がいい」なんてこれまでに何億回も言われてきただろう。
時々、YouTubeでシャッター音だけの動画を観て癒されている。とても心地いい音がたまらない。
と、言うことを以前から知っていた。
それを分かりながらもシャッターを切る。これが実際のNikon FEの音になる。
フィルムが入っていないことを良いことに、何十回もシャッターを切ってしまう。押し心地、音の心地良さで一気にこのカメラに興味を持ってしまった。
そもそも、レンズだけが欲しくて購入したので「カメラは売ればいいやー」ぐらいに思っていたが、一気に売る気が失せてしまった。
フィルムカメラの準備
まずフィルムカメラを使ったことがないので、フィルムも何を使えばいいのかさっぱりわからない。
とりあえずこれが使えそうなので購入した。
フィルムの入れ方もわからないのでYouTubeで確認。
そして、電池が必要とのことなのでボタン電池を購入。
Nikon FEにはLR44かSR44ならOKとのこと。
フィルムを購入してから判明したのだが、ISO感度はフィルムで決まるということ。「日中、屋外での撮影に」とフィルムのパッケージに書かれていた理由がようやくわかった。
デジカメでは簡単にISO感度を変更していたので、そんなことすら知らなかった。このフィルムでの室内撮影は難しそうである。
さっそく持ち出す,
使い方もよくわからないので、とりあえず持って出かける。
レンズは以前から気に入って使っているAi Zoom Nikkor 35-105mm F3.5-4.5S
スマホで操作方法を確認しながら触る。
まずASAをフィルムのISO感度に合わせる。ISO100のフィルムを購入したのでASA100に設定する。
つまりISO3200というフィルムもある。夜の撮影で使われていたようだ。
次にシャッタースピードを変更する。
シャッタースピードの合わせ方が面白い。
ファインダーを覗くとこのようになっている。左ゲージに2本の線があり、太い線が感度で細い線がシャッタースピードを表示している。
その2本の線を合わせてシャッターを押すと光の具合が良くなるとのこと。
明るい場所であると感度が1000を表示しているので、SS1/1000に合わせるといい。
撮影してみて
そんなこんなで数枚だけ撮影をしてみた。制限があるのでデジカメのように無暗に撮ることができない。1枚1枚しっかり判断して撮らないといけない。
そして、シャッター。音と感触で撮っている感が強い。これが癖になるんだろうな。
まだ数枚しか撮影をしていないので現像までには至っていない。「ちゃんとフィルム入れれているのかな…」、「設定は問題なかったのだろうか…」と初めてなので不安も多い。
ひょんなことからフィルムカメラを使ってみることになったが、これからどのように使うのか私にもまだわからない。わからないなりにも触る機会を増やしていこうと思う。
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