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憂鬱な時間を特別なものにするために

・日本産科婦人科学会によると、日本では月経のある女性の7~8割がPMSである。女性ホルモンは、エストロゲンとプロゲステロンの2種類のホルモンの増減によって、周期を形成していており。生理前、この2つのホルモンが急激に減る、いわばジェットコースターのような状態になったとき、心と体が大きく影響を受ける。体に表れる変化は、むくみや便秘、ニキビなど。心の変化は、イライラや過食などがある

・漢方皮膚科・美容皮膚科の野本真由美医師は生理前にイライラしない具体的な方法として6つ挙げている。それは「深く呼吸をする」「マルチタスクをやめる」「好きな香りを嗅ぐ」「たんぱく質をしっかり摂る」「塩分やお酒を控えめにする」「肌に優しいスキンケア」だ。これら6つを実施しても解決しないときは「漢方」という選択肢もある

・野本医師は「生理前を上手く過ごすことは、“クオリティオブライフ”につながるのはもちろんのこと、美肌や美人度アップにもつながります。数日だから我慢しよう…ではなく生理前こそ前向きに、そして穏やかに過ごしてください」と語る

なんだか情緒が安定しないな、身体が重いなと感じると同時に、そうか、そろそろ生理が来る頃だなと気づく。

PMS(月経前症候群)とは、生理がはじまる3~10日ぐらい前から起こる不快症状のことで、身体の症状としては「胸が張る、眠くなる、にきび・吹き出物・肌荒れが起こる、だるい、食欲が増す、便秘、肩こり、頭痛、にきび・吹き出物・肌荒れなど」、心の症状としては「イライラする、感情の起伏が激しくなる、気分が落ち込む、集中力低下、無気力感など」が挙げられる。

人によって程度の差はあれど、憂鬱であることには変わりない。

そんな時期をどう乗り越えたらいいのか、その方法としてこの記事では6つの方法が紹介されている。

1.深く呼吸をする
緊張状態が続いて交感神経が優位になると、症状が強くなるため、深く呼吸してリラックスすることで自律神経を整える。ヨガや瞑想も効果的。

2.マルチタスクをやめる
“ながら”の動作は呼吸が浅くなり、自律神経を乱す原因となる。

3.好きな香りを嗅ぐ
好きな香りを嗅ぐのも、自律神経を整える効果的な方法。

4.たんぱく質をしっかり摂る
生理前は、脳のホルモンや神経物質に不具合が出るので、イライラしたり悲観的になりがち。脳内物質をつくるのはたんぱく質ですから、幸せホルモンであるセロトニンを増やすべく、たんぱく質をしっかり摂る。

5.塩分やお酒を控えめにする
生理前はむくみやすくなるので、塩分は控えめにする。アルコールの影響も受けやすいため、お酒も控えめにする。

6.肌に優しいスキンケア
生理前は肌がベタついたり、敏感に傾きがち。攻めのスキンケアよりも、肌に優しい守りのスキンケアに切り替える。

この6つを試して、それでも効果がないようならピルや漢方も視野に入れてみる。

少しでもPMSの憂鬱な期間を快適にするためのメソッドを知っているだけでも気分が晴れる。

それに、これらの方法を試してみたら案外PMSの期間が楽しい時間になるかもしれない。特に普段仕事などで身体を労っていない人にとっては、ヨガで呼吸に意識を向けたり、アロマの香りでリラックスしたり、食事を気にかけたり、スキンケアに集中したり…といった時間がなかなか取れていないので、むしろご褒美のような期間になるのではないか。



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