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17刷が決まりました!皆さまありがとうございます!

三軒茶屋星座館の文庫本第1巻の第17刷が決まりました。
みなさまありがとうございます!

出版当初からの読者の皆さま、最近になって新たに三軒茶屋星座館の物語に触れて頂いた皆さま、すべての読者の皆さまに深く感謝申し上げます。

この物語をプレゼントとして大切な方に送って頂けたという話を伺うことが多く、そのたびに感謝の気持ちで胸がいっぱいになります。和真や創馬や月子(そしてあのゼウスたち)が今もまだ息づいているのは読者のみなさまのお陰です。

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そして、刊行してから時間が経つにつれて思うことは、作家が作品に携わっているのは、物語を書いている本当にわずかな間だけということです(たとえそれがどれだけ長い時間に感じたとしても)。

一度出版したあとは出版社、取次、書店、その他多くの関係者の方々によって作品は支えられています。そこに作家が力になれることはほとんどありません。多くの読者の手に渡ることができたのも、この書籍に関わり、取り扱って頂けた全ての皆さまのお陰です。心より感謝いたします。

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去年の緊急事態宣言の際には「作家に今すぐできることは何かないか」と思って、自著作品のデジタル版を無料化しました。自粛期間中のエンターテインメントの選択肢は多い方が良いからと思っての判断でした(当時の記事)。

その際にも版元を初めとする多くの方にご協力を頂きました。
本の売上げで生活をしているのは作家だけではありません。無料化によって影響を受ける方々のご理解なくしては、あのプロジェクトは実現しませんでした。みなさまのお力添えを頂けたことで、おかげさまで自粛期間中の息抜きに微力ながら貢献できました。あらためて感謝を申し上げます。

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一方で、デジタル版とはいえ自著作品を無料化してただで配ったことになります。もう今後の増版はないとも思っていました(その覚悟の上のプロジェクトでもありました)。だからこそ、今回版元の講談社から連絡を頂いたときにはものすごく驚いたし、嬉しくて飛び上がりました。今回の増版はこれまで以上に心揺さぶられ、感激もひとしおです。あらためて、読者、関係者の皆さまに心より感謝を申し上げます。本当にありがとうございます!


そしてどうか、これからも三軒茶屋星座館の仲間たちを、何とぞよろしくお願いいたします!もうすぐ冬が始まります。夜空を見上げれば、そこは星々と共に数千年と語り継がれている物語で満ちています。星座館の仲間たちと一緒に、その物語に思いを馳せて頂けたらうれしく思います。

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