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足跡 #1 -置いてきた夢とこれから-

なりたかったモノと言えばなんだろうか?

世間一般的に思いつくのは幼少期の思い出。

お医者さんとか電車の運転手さんとか。

宇宙飛行士なんてのもいたね、懐かしい。

でも自分にはなりたいモノなんてなかった。

小学一年生の時、なりたい職業を書かなければならなかった時。

隣のヤツの書いてる内容を見て真似てみたり。

小学生の卒業文集の自己紹介欄の将来なりたい職業を書く時。

なりたい職業なんて無くて適当に電気屋とか書いていた。

中学生になっても同じ、と言うか考えもしなかった。

中学終盤辺りからなんとなくオタク趣味に入っていて、

高校生になっても趣味の合う連中と絡んだり今を楽しんでいた。

そんな中、転機が訪れたのは高校二年生の夏。

声優の深夜ラジオを聴くくらいには濃い趣味になっていて、

その時聞いていたラジオが男性と女性の二人組の番組だった。

なんて楽しそうに話しているんだろう。

声優になりたいと思ってしまい、

親に話をして大きな反対もされず専門学校へ入学。

学校の二年目以降は舞台演劇をやっていた、楽しかった。

入学させてくれた両親には感謝してるし、

そこで学んだ事は今でもプラスになっていると思う。

ただ一つこうしておけば良かったなと思うこと。

大学でも声優は目指せたし演劇も出来た。

短慮が招いた大卒ではない専門卒。

卒業してその後演劇を辞めて、十年以上経つ今。

今が上手くいかないと思えば思うほど、

楽しかった芸事への憧れを思い出す。

人生は選択と後悔の嵐だと思ってる。

でも今後の人生に後悔が少なく出来るように、

この先十年二十年先にあの時こうしておけば良かったと思わないように、

今思いつく事や未来に役立つこと、

今後やりたいと思うコトにゆっくりでも良いから手を出していきたいね。

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