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発明王エジソンから考察する、やめる技術

発明王エジソンが1万回もの実験を行って、
電球を発明したという史実はよく知られていることです。
この史実を知ると、1万回も実験を繰り返したのか!と行った回数が
桁違いということに着目することが多いかもしれません。

ではなぜエジソンは1万回も実験ができたのでしょうか?
根性があったから・・・?
電球を絶対につくる!という情熱・・・?
実験を続ける財力があったから・・・?
様々な理由が想像できそうですよね。

私は「9999種の実験をあきらめた(やめた)」からだと思います。
9999の方法をあきらめたからこそ、
次の実験(やり方)に移ることができたともいえます。
もし、エジソンが1つの実験手法にこだわり続けていたら、
電球は永遠に発明されなかった・・・!
なんてことになっていたかもしれません。

Photo by Nick Fewings on Unsplash

仕事においても同様のことが言えます。
決めたことだからと手段に固執していると初動が遅れたり、
目標と関係のない意味のないことに
時間を取られてしまうなどといった不具合が生じると思います。
つまり成果を出すためにはやめることを決める決断も大切!
と言えるのかもしれませんね。

そうは言っても、やめることを決めるというのは
本当は続けるべきなのに、やめることを見誤ってしまいそう・・・
という心配もついてきますよね。
自分の主観でやめるかどうかを決めるのではなく
下記のようなやめるポイントに照らし合わせるのがおすすめです。

▼表裏一体で考える

やめることに踏ん切りがつかないのは
”もしかすると損するかも”
”何かを失うかも”という恐れが潜んでいることが多いように思います。
ご経験なさっている方が大半だと思いますが
何かを得たい時に、なにも失わずに得る
ということはまずないものですよね。
(物を買いたい時もお金や代わりのものを
あげたりするのと同じようなものです)
まずこの前提を持っておくことが大切です。

▼改善策の前に理想を掲げる

まずはこうありたい!を決めてから、
それにかなう策かどうかを基準にして選択をします。

▼手段が目的になっていないかチェックする

実現したい理想が明確だと、目的につながらない手段は
すぐに見極めることができます。
さらに重要な仕事を絞り込むために、手段と目的の切り分けをします。

いかがでしょうか。
結果を出すとなると、ついやることばかりに
注力しがちですが、本来やるべきことは
結構シンプルなのかもしれませんね。
自分や組織の理想や目標のために
大切なコストを大切なことに
使って行きたいですね!

人事コンサルタント
金森 秀晃

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