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「医師にコスト意識をもってもらうにはどうしたらいいですか?」にお答えします。

・医療資材が高騰しているのに、先生が湯水のように気前よく使ってしまう
・先生が必要だといって買った医療機器が全く使われない
・病院の印刷機で大量の私用コピーをする先生がいる

事務から注意をすると、「金、金うるさい」と反発され、
院長から言ってもらっても、すぐに元に戻る…

こんなお悩みを抱えている医療機関の方々も多いのではないでしょうか。

結論から言えばですが、
先生方がこのように動くのは至極当たり前のこと
であると言えるでしょう。

いくら「経営視点」を求めたところで
医局から派遣されているだけの先生もいらっしゃるでしょうし、
そこに務めているとはいえ特に帰属意識があるわけでもなく、
ただ診療がしたいだけ、その場を求めただけという先生も多いと思います。

病院の経営なんて「他人事」、これはある意味当然なのです。

ですが、医療機関からしたら
他人事では困りますよね。

だからこそ、経営側と先生個人の間で
しっかりと「目的の共有」「利害関係のすり合わせ」を行う必要があるのです。

利害関係と言うとなんだかいやらしく聞こえるかもしれませんが、
先生がやりたいことや目指したいこと、それに対して病院が提供できる環境、
病院が目指すものやしてほしいこと、それに対して医師が獲得できる報酬、
これらをしっかりすり合わせてこそ、病院の目標が「自分事」になります。

このすり合わせができる仕組みがあるかないかで
5年後、10年後の病院の収益に大きな影響がでるのは間違いありません。

コスト意識をもつことや収益をあげることが、病院の利益に繋がり、
それが自分のやりたいことや報酬にも反映するという繋がりが見えない限り、
ずっと「他人事」のままです。
しつこく言えば言うほど、先生の心が離れていくでしょう。

気付いた今が吉日!
まだその仕組みを整えられていない医療機関は、
できるだけ早く仕組みを整えていくことをおすすめします。

整えなければとは思っているけれど、
どこから着手したらよいかわからないという方がいらっしゃいましたら
ぜひお気軽にご相談ください。

人事コンサルタント
金森秀晃


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