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三十歳で子宮筋腫になった話~入院3日目・入院4日目(術後1~2日目)~
※当時の記録のままお送りしております。
【入院3日目(術後1日目)】
一睡もせずに朝になりました。
もう起きたということで紙おむつは外れ、術着からパジャマに着替えます。
この時、内部の患部から血が出るかもしれないので生理用のナプキンも一緒につけます。
量は人によってまちまち。
多い人もいるらしいのでナイト用をつけてもらいました。
着替えは前開きのワンピースとサニタリーショーツを用意していたらいいと思います。
前開きのワンピースは着やすいですからね。
あと、腹腔鏡手術はお腹の中にガスを入れるらしいのでお腹がパンパンです。
ズボンだと患部に触れて痛いかもしれません。
その分ワンピースは患部を締めたから心配は入りませんでした。
おススメです。
その後、看護師さんが採血と傷の治りを見てくれます。これが確か朝の6時過ぎ……起床後すぐだったと思います。
しばらく経ったら主治医の先生が来てくれました。
先程の採血の結果はほぼ貧血。
でも、予め取っていたいた自己血は手術時使わなかったので、血液を体に戻すという説明を受けました。
そして朝の検診。
看護師さんが来て検温、血圧を測ります。
この時はまだ微熱。
手術の影響だからしょうがないね。
この辺りで実際に歩いてトイレに行けるか看護師さんと歩いてみることに。
丸1日寝たきり。
果たして私は歩けるのか……と思ったら、なんとふらつきもせずに立って歩くことができました。
患者の中で1番トイレが遠い私ですが、歩みはゆっくりでも難なくクリア。
トイレまで歩いていけると、尿管カテーテルが抜けます。
尿道に管を入れている訳ですからね。
抜く時はちょっと痛いですが、抜いたらすっきりします。
あとつけているのは、排液を溜めるドレーンと点滴のみ。
ようやく管も減ってきました。
ただ、ひとつ問題が……
輸血をした関係で、点滴を落とすスピードが速くなりました。
その結果どうなるか……トイレがめっちゃ近くなります。
しかも私は患者の中で1番トイレが遠い病室。
めっっちゃ歩きましたよね。
スマホに万歩計入れているけど、距離換算で3km歩いてました。
術 後 1 日 目 で。
まあ、動かないと癒着(※臓器同士くっついちゃう)かもしれないので、動くので正解なんですけどね。
貧血もあったので、たまーにくらくらしてました。
トイレが近くなるのもあるので、点滴は夜の部で終わり。
しかもお昼から食事も可能になりました。
食事もできたし、手術も終わったし。
この日、やっとまともな眠りにつくことができましたとさ。
【入院4日目(術後2日目)】
ようやくまともに眠りにつけて、すっきりとした目覚め。
この日は朝から検診でした。
エコーを見て筋腫が取れているかここで確認します。
「あ、臓器が近かったので、癒着を防ぐために避妊具入れてます。映ってるのがこれです」
いきなり告げる先生。
びっくりして声が出ませんでした。
でも、確かにエコー写真には「人」の字のような白い物体が見えます。
自覚症状は全くなし。胎内の中になんか入っているとは思えない……
ぶっちゃけますと、私本人に手術がどうだったとかは聞かされなかったんですよ。
(私が聞かなかったからかもだけど)
なので、手術終了の電話を受けた姉のほうが詳しいという不思議な感じ。
そしてこの時の受診でようやく排液が溜まったドレーンが取れます。
このドレーン、溜まったら看護師さんが捨ててくれるものの、重たくなると引っ張られてきつかったんですよね。
なので取れたらかなり楽になりました。
これで残りは点滴だけ……だったのですが、点滴を通していた手の甲の穴が広がっちゃって点滴の液体が漏れるというトラブル発生。
でも、当の本人が元気だったので早めに点滴も終われました。
さて、管が全部外れると何ができるか……
なんとシャワーに入れます。
体や顔は拭けるものの、2日ぶりのシャワーです。
この時の葛来、肌は油分ででろっでろ。髪の毛も汗と油分でカッスカスのくるっくる。
大変なことになっておりました。
たかがシャワー。されどシャワー。
命の水とはまさにあれ。
生き返りました……
でも、まったく泡が立たなくて初めてシャンプー3回しました。
これで綺麗さっぱりです。
この時から痛みも落ち着いてきたのですが、貧血気味で時々ふらふら。
また、熱も微熱と平熱行ったり来たりと安定はしませんでした。
無理せず、歩いたり、休んだり……静養しながら日々を過ごします。
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