最近の記事

私がなにをしていても なにかをしていなくても 自分と君との関係は変わらない そんな人やものが見つけることで 今の私を捨てることが出来るんだと思う。 なにもない自分が そこで咲いている

    • パスタから労働、制作、行為を読み解く。

      一緒に料理をしたあと、一緒に片付ける。 彼女が洗い物をしている間に、自分はシンクで水を切って自然乾燥させていた食器を食器棚に移す作業をしてる。 さっきまで食卓の上にあった食器や油のついたフライパンがひとつずつ、シンクへ移動している合間に、シンクにあった食器が食器棚へ移動していく。 これを労働と呼ぶ。 食事内容は大葉と梅のジェノベーゼ風パスタであった。大葉は先日に宿泊していた彼女の友達が偶然にスーパーで買ってきたものを、偶然に彼女が気に入ったものだった。思いもよらない大葉

      • 円環、螺旋、浸透圧

        最低限の生命活動を支える円環運動としての労働。 得たい感覚のほうへと延びていく螺旋運動としての製作。 予測不可能性、複数性、未知との出会いを排除しないための浸透圧としての会話。

        • 回復する為にする喪失

          親から名前を呼ばれる経験に乏しく成人し、社会人となって名前を呼ばれる度に緊張し、自分がなんの理由でここにいるのかも分からず、自己主張など発想できない。 この自分と状況の間に繋がりがない。繋げるための自己紹介ができない、説明が一切できない。言葉がでない。つまりそこでは、自分の名前が力を込めて呼ばれることがない。そんなところに居続けては当然、自分の人間性は破壊されていく。実際に破壊されていた。ここにきて中身がないと感じるようになった。 自分は悲しいと思う。 それから、自分が悲

        私がなにをしていても なにかをしていなくても 自分と君との関係は変わらない そんな人やものが見つけることで 今の私を捨てることが出来るんだと思う。 なにもない自分が そこで咲いている

          年賀状を送り続ける習慣を保つには

          自然と出る行動が変化するということは 精神的な空間、拠り所になる居場所が変わることなのかと想う。 昔から変わらない習慣を大切にするのもよし 新しい習慣に挑戦するのもよし 大切なのは、安らぎや愛着のあるイメージがもてる(具体であれ抽象であれ)”空間”をもっていること 誰にも共有できないけど、伝えようとすることはできる 普遍的でありながら同じものはひとつもない 空間を見つけたい

          年賀状を送り続ける習慣を保つには

          空間の生まれかた

          一生懸命に生きて その場所と時間を過ごしていろんなハナシを重ねていくうちに そこに必要な空間のイメージが生まれる 言葉はあとから付け足す程度でいい 言葉で満足する人は後回し

          空間の生まれかた

          「 」

          小さな人間の内にある 小さすぎて見えない空間と 大きな時間が隠れてる 大きすぎて見えない空間の 語りあい この身体と声が ふたつの空間の語りあいの場の媒介となるように いつもそうしていたい

          生きていく本能

          心の底から求めるやさしさを 心の底に秘めたやさしさを 心の底に隠したやさしさを 笑顔の裏に重ねて 真顔の隣に添えて 寝顔の間に忘れて 夜も寝られず 朝から覚めず ずっと考えている ずっと繰り返している 癖になって固まるか 術になって解れるか それでも なにがどうでも 本当のことは何も変わらない ただ生きてるってだけ そうやって生きている 人々の顔 色々が織り交ぜられ 重なってできる表情 彫刻のようでいて美しい

          生きていく本能

          最小単位は個人でも家族でもない、友達単位

          戦争中 友達がいれば 生きたいと思える 平和でも 友達がいないと 死にたいと思える 自分のこと忘れさせてくれる 友達があれば十分 あなたを友達と想う それだけがすべてで構わない

          最小単位は個人でも家族でもない、友達単位

          友忽ちとは

          いろんなことを考えている 考えていくれている だから、任せよう たまに話を聞いて 自分の分身が考えてること 知りたい

          友忽ちとは

          綺麗な輪っかの嵩ね方

          人わ 輪っかの嵩なった容れもののようなもの。 あるいわ 輪っかの嵩なった乗り物のようなもの。 初めての記憶に残ってる輪っかよ 小学校の輪っかよ 大学のサークルの輪っかよ その時々で暮らした街や家の輪っかよ 自分の本体なんてどこにもない。 どこかの輪っかのなかで知った言葉や体に過ぎない。 無数の輪っかの嵩なった、 だけどその時その場所にしかない 限られた輪っかの数々よ 汚いけど吸い寄せられる輪っかよ 美しいのに避けてしまう輪っかよ 綺麗な輪っかの嵩ね方を知りたい。

          綺麗な輪っかの嵩ね方

          イフ

          イフそれぞれが、それぞれの身体を持っている。 それは鳥と呼ぶ。 魚と呼ぶ。 人と呼ぶ。 木と呼ぶ。 海と呼ぶ。 さらにそれらは、 種別に分類されていて、 ある種では個体ずつに名前がつけられている。 イフ 今となっては忘れられがちなイフ。 でもいつもそこにいた。 今も、これからも。

          マインドセット

          マインドセット 大前提 ・人間にとって、「住みたい場所に住む」ということは、本能的で基本的、人権的で健全でそうあるべき欲求である。 ・住空間さえ妥協して、心が動かないのに合理的な判断や社会的な判断を重ねてしまっている人が多いような社会は、  不健全だと思う。 ・住みたい場所に住む、ということが、どうにも大切。

          マインドセット

          苦楽を共にする

          この苦しみはあなたのもの この楽しみは僕の者 この苦しみは僕のもの この楽しみは君のもの そんなふうに感情や経験を 個人の所有物みたいにして考えることが いつの間にか常識になっている。 自己責任論。 もちろん、個人的な楽しみはあっていいし、 誰にも共有できない苦しみもあるけど、 そうじゃなくて共有できるものがたくさんあるし、 個人のものでしかないと思っていたものが共有されることは、 少なからぬ喜びだと思う。 誰にも話せないと思っていたことが伝わったときのよろこび。

          苦楽を共にする

          境界線:都市空間と時間感覚と人間感性

          東京には血が染み付いている。 Nhk紅白歌合戦の舞台には往年の歌い手たちの血が。 渋谷には繰り返される再開発と絶え間ない夜の喧騒が。 上野には世界各地から集められる美術が。 いいものも、醜いものも強烈に大量にある。 それはそこにたくさんの人が集める強烈な魅力。 人が過密になり都市空間はぎゅうぎゅうに。それでも魅力は守られ続けて、東京に洗練されたものが残ってる。本物が集められる。 でも、本物のはずが、どこかウソっぽくなる。 それは境界線の問題。 過密になった住空間と、本物の価

          境界線:都市空間と時間感覚と人間感性

          近所という概念

          近所は、私じゃないけど周りにある者 それを意識の外に置くか、 中心に置くか、 近所に置くか。 僕は近所に置きたい。 外や中だと、バランスを崩す。

          近所という概念