見出し画像

初めてクラウドファンディングで支援した話

半年ほど前、自分は新しいスニーカーが欲しくて探していた。そのときは、どんな服装でも合いそうな白くてシンプルなスニーカーを求めていた。パッと思いつくのはアディダスのスタンスミス。とても人気だし定番だから間違いではないけれど、人気だからこそどこに行っても履いている人を見かけるので、それを選ぶのはなんだかつまらない。シュッとした形が好きなのでナイキのエアフォースワンは好みではない。すぐに決めて買いたい、という気持ちでもなかったので、他に気に入りそうなものはないかなとのんびり探していると、とある広告が目に入った。

Googleが「こいつはスニーカーを探しているな」と判断したのだろう。その広告は真っ白なスニーカーを紹介していた。そのスニーカーはとてもシンプルなデザインで、アッパーにすら装飾が何もなかった。靴に詳しいわけではなかったけれど、今まで見たこともないスニーカーだったので気になって仕方なかった。気がつけば、その広告をクリックしていた。

飛ばされたのはクラウドファンディングのページだった。このスニーカー「Scooter One」はクラウドファンディングで支援者を募集している企業が製作したもので、支援すると後日開始する一般販売よりも安く買えるというものだった。クラウドファンディングはニュースなどで知ってはいたけれど、積極的に自分から支援したい企業を探したことはなかった。まさかここでクラウドファンディングに関わることになるとは思っていなかったので、少し驚きつつもワクワクする気持ちが出てきた。ただ支援の額が決して安いわけではなかったので、念入りにその支援募集のページを読んでみる。冷たい言い方になってしまうかもしれないけれど、その企業の理念に共感できるかというよりは、単純にそのスニーカーが本当に欲しいか、欲しいとして納得できる金額かという観点で見ていた。正直なところ若干高いかなという気もしたけれど、他人と被らないデザインとメンテのしやすさが気に入ったので、初めてクラウドファンディングで支援をした。

画像1

そして支援をしてから約半年、待ちに待ったスニーカーが我が家に届けられた。箱を開けて実物を見ると、やっぱりとにかくシンプルだなという印象だった。これなら服装も選ばないだろうし、この真っ白さをキープしたまま長く使えるというのは嬉しい。履いてみるとサイズもぴったりで、早速近所の公園を散歩していた。

今回初めて支援してから、時々クラウドファンディングのページを覗くようになった。そこには本当に様々な企業がいて、新しい取り組みの紹介と支援の募集を行っている。頻繁に支援することはできないけれど、何か欲しいものを探す時の候補として考えておきたいなと思う。

この記事が参加している募集

#買ってよかったもの

59,138件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?