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日本人の給与が上がらない事で、起きていたこと。

こんにちは。『あの人がいた時は、何か楽しかったね。』と言ってもらえるような存在になりたい、OZ-WARASHIです。

今朝の日経一面は、日本人の賃金の話題でしたね。この記事でも少し似たことが書いてありますが、日本人の賃金、上がってこなかった。一方で、働く時間を減らしたり、最近ですと副業で補うとか、個人の余暇を楽しむとか、賃金を受け取る側が、この賃金が増えない(あるいは実質減る)現象への対応として、無意識・意識を問わず、行ってきたのかもしれません。

商品で言えば、価格をあげる事は出来ず、毎年少しずつ下げる努力を強いられた結果、最終的には内容量を減らしたり、簡素なつくりにしてみたりというのと似て、労働力も商品ですから、この値段があがらずに下がるという見通しが続けば、同じように、供給の量や質を減らすという事が長期間起きてきたという事。

ただ、この対応策は、結局対症療法であって、そのつけはめぐりめぐって生産者(賃金で言えば労働提供側)にまわってくるような気がします。質と量を落とすことで、新しいスキル習得とかデジタル対応とか、時代に対応した働き方の変化に対応する能力を付ける場や機会も減っていますね。

他方で、組織と個人を分けて考えるべきかもしれません。賃金を支払う使用者との関係では、賃金が上がらない以上、労働の量質ともにほどほどにして、他方で個人のキャリアは別口で自分のコスト(時間やお金)を支払って次の転機に備える。そういう人も激増している気がしています。

この流れに早く気が付く会社こそ、今いる人材を育てて、必要な処遇改善をして、育成し、付加価値をあげて、価格に転嫁させていただく、そういう好循環を目指している会社なのだと思います。

週末、働く事を考えるいい機会になる記事でした。

皆さま、良い週末をお過ごしください。

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