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#推薦図書/「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」

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この本で登場する要素は、

・プロレス
・木村政彦
・力道山

です。

プロレスはなんとなく知ってる、力道山も知ってる、ただ木村政彦って誰?という人がほとんどではないでしょうか。

かくいう自分もそんな感じでした。

ただし!最高に面白い本ですよ、これ。
話の始まりは、1954年。
戦前の天覧試合制覇の経験も持つ最強の柔道家・木村政彦は、多くの国民が注目する中、力道山とのプロレス試合にて、こてんぱんにやられてしまいます。

この試合を中心にしながら、木村政彦のみならず力道山やその他大勢の生涯を、徹底的なリサーチで描き出したルポタージュです。

プロレスにも、柔道にも、木村政彦にも力道山にも、興味なしでオールオッケー。

丁寧に解説がされていますし、話の肝はそこではありません。
最強を追い求めた男。時代に翻弄された男。全盛期を過ぎ、人に嘲笑されながらも生き続けた男。そんな話です。

哀しさもありますが、ミステリーを解き明かす推理小説のような側面や、バンカラな漢たちの青春小説のような側面もあります。

少しボリュームがありますが、是非検討してみてください。

そのあとは、以下がさらにオススメです!



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