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【LEGO】空間認知能力向上訓練 その4

LEGO3日目であるが、またしてもゼロからのスタートだ。

説明書は何回も見ているので、さすがに見慣れてきた。
言葉はなく、絵だけのシンプルな説明書だ。
初めは文字で説明してくれた方がよかったな、と思っていたものの、やり進めていくうちに今のままでいいと考えるようになった。
絵だけの方があれやこれやと余計なことを考えなくていいからだ。

前回の失敗である、
ゼロかヒャクにこだわらないことを念頭に置いて、また始めることにした。
こんな感じである

この辺まではいつもできる

今日は仕事が忙しく、いつもより疲れていたためか、ケアレスミスが目立つ。
似たパーツを取り違ったり、差す方向を間違えたり…
こんなことで間違えてしまったのか…といちいち落ち込んでしまった。
あとは、大人になってからレゴを始めることの弊害とも言えそうな事案として、
肩こりと眼精疲労がひどくなった。
肩と首がバキバキでしんどい。
これはやはり子供のうちに成功体験を積んでおくべきだったと思う。
ぶっちゃけ空間認知能力よりも体力だ。
疲れ方が子供の時とは明らかに違う。
認めたくなかったが、認めざるを得ない。
心は若く保っていられても。身体は老いていく。
だから身体が動けるうちに色々なことを経験しておきたい。


謎の躍動感

とまあ、老いを自覚しつつレゴを進めていくわけだが、初日よりは手際よくなったように思う。
だがやはり躓くところは同じで、「あ、ここ苦手なところだ…」と分かるようになった。
苦手だから慎重にやるなどの対策を取ることができた。
これは何度もやっているからだろう。
けど、頑張っているのに形が残らないことがそろそろキツい。
できなかったから全部バラシていく時は何とも言えない気持ちになる。

そして、やはり向きが違うから失敗していることに気が付いた。
パーツを回転させてくっつけるのはまだ慣れてきたが、細かい部分で、向きを間違うことがある。
だが、途中で気が付けるようになったので、少し戻って組み立て直せるようになった。
間違えてもまた少し戻ればいいと思うと気が楽になった。

車輪をつけました!!!

何とか終盤までさしかかったので、今日はこのくらいにしておくか…と思ったが、その時にパーツが落ちた。
あ、さっきやり直した付近のパーツだ…
また戻そうと思ったが、そのパーツをどうやってはめたのか、またどのようにはまっていたのか分からなかった。
ここかな?と思うところにはめてみてもダメだった。段階を踏んで外してみたが、やはりできなかった。
しかも外れたのは序盤にはめたパーツだった。
なぜかグラグラしていたので気になっていたところだった。
残念だが、またゼロからやり直すことにした。

サムネイルは解体しているときの手元である。
段階を踏んでやり直したかったのだが、本当にどこでミスしたのか分からなかった。
今から思うと、イライラしてええい最初からやり直したれ!!!!!!と匙を投げてしまった。
こういった投げやりな態度はやめようと思った。
このモードになると、自分は何もできないんだ…と自己肯定感最低ラインになってしまうので、やめる。
次はある程度のところで留めていこう。
ただ、ほんとにどこがどうなっているのか分からないんだよな…

他に反省点を上げるとすると、
自分が今どの部分を作っているのか何も想像していなかったこと。
説明書に書かれていることをやることが精いっぱいで、「このパーツはどこに、どのようにして生かされるんだろう?」といった想像を全くしていなかった。
そういうところが、少し前の段階に戻れないということにも繋がってくるのではないだろうか。
次からは、「今はどの部分を作っているのかな」ということも少し考えておこう。

しかし、LEGOをやっていると苦手だった図工の時間を思い出してしまう。
工作で、みんなが終わっているのに私だけできなくて、頑張ってもできなくて惨めな思いをした。
1mmも楽しくなかった。出来上がった作品を見ても「やりきった!」という達成感ではなく、一人だけ残されて嫌だったという気持ちを思い出してしまう。
とにかくそれが嫌で嫌で毎時間泣きそうになっていた。
優しい友達が少し手伝ってくれたが、ササっと手を加えただけで見違えるように「作品」になった。
それで何とか形にして、課題を提出したのを覚えている。
親にも褒められたのは友達が手伝ってくれた部分だけで、私って本当に不器用なのだな、と思い知らされた。

大人になったら工作などする機会がないので忘れかけていたが、その時の自分をぎゅっと抱きしめてあげたい。
頑張っていないわけじゃない、でもできないんだよね。分かる。
私はかつての私のために、今LEGOを作っているのだ。
下手くそでもいい、完璧でなくてもいい。
とにかく一つの作品にすること。それが今の私のやりたいことだ。

みんなが7歳でできることを、31歳の今、やり直している。

くっそ~今日で終われるはずだったのになあああ!!!

悔しいけど、続く、、

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