家庭菜園する前に、有機農業のメリットと慣行の農業のメリットを知っておく
ざっと読んだ感想とメモと、自分の意見です。
専門的なことが多く、走り書きのようなので理解できてないところが多いですが、
P124の有機農業の考え方が印象的でした。
大量生産であれば、化学肥料を使った”慣行農業”が有利で、生物多様性を保全しつつ収穫し続けるのは”有機栽培”が有利ということ。
有機栽培は、土壌を保護する役割も持っている。環境保全もかねての栽培をしているため、単なる食材に金額を出すだけでなく、その環境保全活動の労力にも金額を付加させて購入する、という考え方には、私もうんうん、と頷いていました。つまりは、有機栽培をブランドとして高く買うということ。
しかし、通常の野菜よりも高く買い続けるには、お金に余裕のある人でないと難しい。やはり私のような庶民は、慣行栽培で大量生産された安めの野菜を買うことになりそうです。
私を含めた生活費ギリギリで生活している人でオーガニック食品を食べたかったら、家庭菜園で有機栽培をすれば、いいのはないか、という思いを強くしました。
有機栽培は収穫量は減るらしいけど、家庭菜園のほとんどは自分達で食べる。自分で育てた野菜に、虫食いや形崩れなど、全然気にせずに食べるので(少なくとも私は)、お金ない人は家庭菜園でオーガニック野菜をじゃんじゃん栽培したらいいと思う。自炊推しの私も、その流れを画策しています。
化学だろうと有機だろうと、肥料の与えすぎは土壌汚染になるらしい。有機のさらにワンランク上の無肥料栽培というのがあるけど、微生物などの知識がないとできそうもありません。
自分は化学肥料は適切であれば使ってもいいと思ってますが、除草剤や農薬は使いたくない人です。実際、プランター栽培では面積もちっちゃいので、草もすぐ抜けますし、虫に食われても、まいっかという感じです。
化学肥料は有限
大量生産できるので慣行農業には欠かせない化学肥料だが、限りのある資源でもある。
化学肥料の原料は、海外からの輸入に頼っている。肥料が輸入量が減ると、もちろん肥料も高くなる。総じて、慣行だろうと食材の値段も上がる。
逆に有機栽培は、狭い地域のやりとりで栽培が可能だということ。有機栽培は収穫量はまちまちになってしまいますが、肥料の輸入に左右されにくいのは強みですね。
肥料の高騰も念頭に置いておくと、収穫量だけでない有機栽培のメリットが見えますね。
少しずつ家庭菜園を進めている私ですが、有機栽培に振り切る覚悟ができました。「有機」の肥料は、化学肥料に比べて割高ですからね…つい、お財布を確かめてしまうのです。世界情勢が心配な世の中。備蓄のひとつとして、自分で有機栽培を覚えていくのもいいんじゃないかと思い始めています。
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