Z11 / 音楽ライター

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音楽ライター / 聴いてる音楽とかを紹介したりもします。 たまに、本や映画の話もします。 / ぶりの照焼を作らせたら右に出るものはいません。 Twitter:@Z1169560137(https://twitter.com/Z1169560137

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2020年、心のベスト10 第1位はこんな曲だった。

2020年12月6日 23時14分。少し肌寒いダイニングテーブル、例年よりもずいぶんとお世話になったマグカップを傍らにこの文章を書いている。タイトルどおり、今年のベストアルバムを選出するわけだが「このまま2020年を締めくくれるのか」と思うほど手応えと実感のない1年だった。とはいえ、こと音楽に関しては豊作の1年だったといってもいい。実際、年間ベストアルバムを10枚に絞るはかなり大変だった。 なにをもってベストとするのかは非常に難しい問題である。売上や人気を指標にすることは容

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      我が家のマンションは幹線道路沿いにあるため、騒音がひどく、集中したいときは音楽を聴いています。今日は特に何も考えずApple Musicが自動でおススメしてきた「90年代J-Popプレイリスト」を聴いていました。 何曲か垂れ流しで再生していて、ふと気になったのが広瀬香美のロマンスの神様。どこが気になったかというと「週休二日/しかもフレックス/相手はどこにでもいるんだから」という歌詞。労働環境が歌詞になっているヒット曲ってめずらしくないですか?しかも、1993年発表のこの曲で

      • 苗場の雨は冷たい風とともに

        夏山で冷たい風が不意に頬を通り抜けたら、雨の気配。都会の生活では必要のない知恵だが、知っていると少し誇らしい気持ちになる。この類の学びはデジタル技術がどれだけ進歩しても実際に経験しないと身につくものではないだろう。わたしたちはそんな経験を1年分まとめて拾い集めるために苗場に集う。FUJI ROCK FESTIVAL。 いっそ音楽なんてどうでもいいのだ。誰が出演しようがどうでもいい。「FUJI ROCK FESTIVAL」を経験するために、苗場へ向かう。FESTIVALとはい

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          ミスチル現象とまで呼ばれた90年代半ばのMr.Childrenをリアルタイムで体験していない、いわば後追い世代のリスナーとしてはディスコグラフィーの中で異様な存在感を放つアルバム「深海」が現在のMr.Childrenと地続きであることを忘れてしまう。 邦楽におけるコンセプトアルバムの名盤と呼ばれる本作だが、レコード大賞を受賞するなどJ-POPのメインストリームを歩み出した彼らが、なぜこのような実験的な作品を制作することになったのだろうか? 「深海」への萌芽遡ると「深海」につ

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