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「ロマンスの神様」にみる働き方改革の萌芽

我が家のマンションは幹線道路沿いにあるため、騒音がひどく、集中したいときは音楽を聴いています。今日は特に何も考えずApple Musicが自動でおススメしてきた「90年代J-Popプレイリスト」を聴いていました。

何曲か垂れ流しで再生していて、ふと気になったのが広瀬香美のロマンスの神様。どこが気になったかというと「週休二日/しかもフレックス/相手はどこにでもいるんだから」という歌詞。労働環境が歌詞になっているヒット曲ってめずらしくないですか?しかも、1993年発表のこの曲で既に「週休二日」「フレックス」という働き方に関するワードが出てきています。では、1993年当時に(完全)週休二日でフレックス勤務の男性はどれほどいたのでしょうか?

公務員の完全週休二日制が実施されたのが1993年、この曲の発表タイミングと符合します。また、フレックスタイム制は、1987年の労働基準法改定を受けて1988年から導入された制度。厚生労働省の統計によると1993年当時、約30%以上の大企業でフレックスが導入されていたようです。

「相手はどこにでもいるんだから」と高飛車に宣言するほどではないですが、「週休二日」で「フレックス」な男性は当時、意外といたんですね。

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