見出し画像

酩酊

君のことについて書くのはこれで二作目だね。
こんな自己満足に過ぎない話を書いたところで誰かの目に留まることなんてない。
Seven Starsに火を付けながら、
缶チューハイを口にしながら、
時々涙を流しながら、
だんだん少ししかない君と話した時の事を思い出して口下手なりに頑張って書いてる。
他の人と比べたら浅い、浅すぎる関係だけどそれでも私の人生にとって大切な記憶なんだ。
だけど君のことを書くのはこれで最後にする。



最初に思い出したのは君の顔だ。
あの時君は笑っていたけど本当に笑えていたかはわからない。
それでも笑っていたことにするよ。私の中で。



次に思い出したのは君がもっていた銘柄めいがら
確かhi-liteだったよね、どっちかまでは思い出せないけど。
君の話を聞いてから久しぶりに食欲が湧いたよ。湧いたと言っても一食食べれるようになった程度だけどね。
周りから心配されるから少しは口にするようにしてる。
あと少しだけ前みたいに笑えるようになった。
今までは心の中で
(君はもういないのにこんな私が笑って生きてしまっていいのだろうか)
と思う時が多々あった。
でもそれだけなんだ、1週間経っても戻ってくるのは少しの食欲と少し泣いて晴れてしまう気持ちだけで今まで通りの気持ちにもなれないし何もやる気になれない。働きにだって出る気持ちになれないし学を学ぶ気にもなれない。






でも君が残したnoteだけは書く気になれるんだ。
不思議だね。








ひとつだけ。後悔してることがある。
それは君が死んだとされる時、
私は普段通りに働いてて、君が死ぬなんて思ってもいなくて、考えてもなかった。
まぁその後悔も他からしたら「仕方がない」と言われてたった一言で片付けられてしまうことだけど。
確かに仕方がないと言えばそれまでだ。
だけど私の中でそれだけが悔やまれない。









君がいなくなったって知った日
人生で初めて自棄酒やけざけをしたよ。
君が教えてくれた曲達を聴きながら。
1番好きなのは君がSNSに載せていたあの曲。
君が載せているのを見て私も聴いたんだ。
気がついたら私もその曲を好きになってた。
そして私も載せたら君はいいねを押してくれた。
(嬉しかったなぁ。あの時君は何を思っていたの)
気がついたら空になった缶が数本あったよ。






君がいなくなってからこれを始めた人は何人いるんだろう。
殆どの人はきっとすぐに書かなくなったり、続かなくなったりするだろうけど私はnoteに対して快楽を覚えたんだ。





だから続けれそうだよ。
君が遺してくれたnoteという名の場所を。















この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?