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スペイン旅行記(2008マドリード編)

少し日が空いてしまいましたがスペイン旅行2008第2弾記事、
マドリード編です。

カンプノウにてFCバルセロナ-セルティックの試合を観戦し、夕食を終えてホテルに戻り、翌朝9時にはrenfeにてバルセロナのサンツ駅からマドリードへ出発。

スペイン国内にとどまらずEUを繋ぐrenfe


新幹線みたいな特急で、約3時間半。
日本で言うと東京から大阪より少し離れたくらいの距離感です。

スペインの道中①
スペインの道中②
スペインの道中③
スペインの道中④

マドリードに着いてやらなければいけないこと、ホテルの場所を探すこと。
2008年なので現在のようにスマートフォンもタブレットも持ち歩くような時代ではない。
地図でなんとなく把握はしていたけど、いざ着いてみると全く別世界。
バルセロナは空港からホテルまでの移動は旅行代理店HISが手配したバスで移動したけど、バルセロナ〜マドリードの移動は特急券の手配以外は全て自分。
ありがたいことにHISはマドリードに支店があり、日本を発つ前にそこへの行き方はしっかり覚えていたので、まずはHISのマドリード支店へ向かう。

ホテルを探す道中に出会ったマドリードの凱旋門
ホテルを探す道中に出会ったマドリードの映画館

何も考えずに行ってみたけど、いざ到着してみると日本語が話せるスタッフがいるのかどうかは定かではない。
でもホテルまでのアクセスを知るためには頼らざるをえず、いざ突撃訪問。
出てきたのは見るからにスペイン人、、、
カタコトのつたない英語で話しかけてみると、返ってきた言葉は日本語!
涙が出るくらいに安心して、ホテルまでの道順を丁寧に教えてくれました。
HISに感謝し、ホテルに向かい、着いてみるとリッツホテル!
20歳そこそこの自分にとってはかなりハイグレードなホテルに興奮。
チェックインを済ませて、荷物の整理をして、目的のサンティアゴベルナベウへメトロを使って出発。

マドリードのリッツホテル

サンティアゴベルナベウはカンプノウより近代的で、上の階層に行くにもエスカレーターがあって便利でした。
(カンプノウは基本的に階段で、VIPのみ使えるエレベーターがあるとかないとか。。。)
カンプノウはバルセロナの中でも新地街にあり、観光のメインストリートから少し離れて、最寄のメトロマリアクリスティーナから徒歩10〜15分と離れており、スタジアム周辺も今はなきミニスタジアムや室内スポーツの専用アリーナ、バルサのメガストアなどバルサのための区画に建っていたけど、サンティアゴベルナベウは街中にドンっとスタジアムがあり、最寄りのメトロの駅名もサンティアゴベルナベウとスタジアム名となっていました。

レアル・マドリードの本拠地"サンティアゴベルナベウ"
スタジアムに併設されたオフィシャルショップ(バルセロナに比べると小さめ)

そんなこんなでチャンピオンズリーグノックアウトラウンド2nd legレアル・マドリードvsASローマの試合開始。
この試合は最上階層からの観戦でしたが、かなり高いけど、遠さを感じることのない素晴らしいスタジアム。
1st legで敗れていた
レアル・マドリードは勝つことしか許されない中、後半28分に失点するも直後の30分に当時のキャプテンだったラウールが同点弾を叩き込むもロスタイムに失点してレアル・マドリードはチャンピオンズリーグ敗退。
スタジアムは大きな怒りと失望のブーイングで包まれ、少し不安を感じる中、サンティアゴベルナベウ駅へ向かう。
試合終了直後なので、メトロへ向かう道中も大混雑で、満員電車に乗ってるよう。

ウォーミングアップ前レアル・マドリードのメンバー
次のラウンド進出を祝うASローマ
夜のサンティアゴベルナベウ

右隣の人が前の知り合いを呼ぶように飛びながら何かを叫んでいて、そちらに気を取られていると左隣もしくは真後ろの人が自分のポケットを探るような感触が!
貴重品はチャックが付いたショルダーバッグをコートの中に掛けて持っていたけど、小銭や細かいお札はチェーンを付けた財布をポケットに入れていたので、それをスリに狙われていたようでした。
幸い抜かれた瞬間に気付いて、チェーンを引っ張って離れたので、盗られたのは小銭のみでしたが、スペインに限らず海外では常にスリに狙われていると思って、特に人混みを動いたり、満員電車に乗ったりする時は注意が必要だと感じました。
(その15年後にiPhoneをすられているので全く学習能力はないようですが、その話はまた別の機会に。)

スリにあい、恐怖でその場から離れて、人並みが落ち着くまで待とうと思いましたが、10万人弱の人波が収まる様子はなく、どうすればよいか考えた結果、サンティアゴベルナベウ駅を通らない別のメトロラインに乗ればいいと思いつき、隣のラインまで歩くことを決意。
地図で見てみるとAlvaradoというメトロ駅が近いようだったので意を決して歩き始めるも、スマホのようなGPSマップもないので歩いている方向も正しいかどうかはわからない。
メイン通りではなく、夜も23時(現地での試合は21時キックオフ)を過ぎているので、大きい通りを離れるとかなり暗い道を土地勘もない日本人が一人で歩くという、安全策を取ったつもりが実は悪い方向へ向かっている気もしつつ、ひたすら歩く。
途中で方向があっているかわからない不安に駆られたので、バルに入って道を尋ねるも、カタコトの英語すら通じず、地図を見せながら方向を聞きつつ歩くこと30分、無事にAlvaradoへ到着し、こちらのメトロは空いている上に、ホテルの最寄り駅まで乗り換えなしで行けてラッキー。
試合観戦していた時よりも濃い不安な時間を過ごしつつ、24時過ぎに無事にホテルへ到着し、就寝。

翌日、マドリードではHISの旅行パックにあるバスツアーに参加し、プラド美術館に行ったり、マドリードの三越でお土産を買ったり、添乗員や周囲に日本人がいる安心感を持ってマドリードを観光。
といってもメインのカンプノウとサンティアゴベルナベウでの試合を観戦した体験に比べたら薄い記憶と思い出しかなく、見返すと写真もほぼない。

そして日本へ帰国する最終日にも事件は起きる。
朝6時にホテルから空港への送迎バスが到着する予定。
最終日と考えると名残惜しく、翌朝早いこともあって眠りにつかず、写真の整理や思い出に浸って時間を潰していたが、腕時計をみると4時半を過ぎたところだったので、そろそろ準備をしようとシャワーを浴びていた。
そんな中、急に部屋の電話が鳴る。
こんな早朝からなんだろうと怖さもありつつ、シャワーを浴びていたので放置。
シャワーを浴び終えて部屋に戻り、デスクに置いた腕時計を見ると5時15分、まだ余裕だなとドライヤーで髪を乾かしているところ、再び電話が鳴る。
取ってみるとHISのスタッフさんが慌てた様子で、集合時間が過ぎて送迎バスが出てしまったとのこと。
しかし時計を見てもまだ5時半前。
何が起きているか混乱する中、慌てて荷物を整理し、再び時計を改めてしっかり見てみる。
当時はBaby-Gというカシオのデジタル時計を着けており、そんなに大きく遅れるわけがないと思っていたが、その時計はサイドボタン一つで海外の様々な主要国の時間に合わせられる仕様となっており、スペインに到着した時にスペイン時間にあわせていたが、何かの拍子でお隣のポルトガルの時間に設定され1時間の誤差が生じていたことが発覚。
ロビーに急ぎ、チェックアウトし、HISスタッフさんに謝りつつ、タクシーを手配してもらい、バラハス空港まで無事到着。

ツアーだったので、送迎バスは余裕を持ったスケジュールだったことや、早朝だったので道路も空いていたので無事に飛行機の時間に余裕で到着。
チェックインを済ませ土産を買い、搭乗して帰国の途へ。
帰国時のトランジットもおそらくスイスのウィーンだった気もするけど、そこでの記憶が全くない。
うっすら飛行機が遅れてウィーンでのトランジットの時間が短く、CAにアテンドされてウィーン-日本便に促された記憶があるようなないような。。。

2008年スペイン旅行最後の写真

そんなこんなで無事に成田空港へ戻り、人生最初のスペイン旅行が終了しました。

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