転職活動記⑤

音楽業界を経て、狙い通りに無事サッカー関係の仕事に就くことができました。
サッカークラブでどのようなことをしたのかを今回は記載したいと思います。

・サッカー業界での仕事内容

サッカー業界での仕事も音楽業界に続きグッズ関連でした。
オフィシャルショップや、ホームゲーム開催日には会場内のグッズコーナーを設営したり、販売したり、アルバイトのまとめ役を行ったりしました。
普段はたまに訪れるサポーターや一般客を対象とした接客業務がメインで、たまにオンライン通販の手伝いも行い、そういった日常業務自体はそれほどきつさはなかったけど、試合日は大変だった。

前日は試合日に向けてグッズコーナーの設営を行ったり、各ブースごとに在庫を準備したり、備品の準備、新グッズの販売時にはPOPを作ったり、やることは多い。
もっと早い段階からやれればいいんだけど、通販やショップでの在庫との兼ね合い、日常のショップや通販業務もあるからなかなかそんな時間は作れない。
それに残業時間もするなということでサービス残業もかなり多かった。
試合前日は終電間際に帰って、デイゲームなら始発より早い時間に車でスタジアムへ向かい、終了は21時頃とか、逆にナイトゲームなら終わりは24時を超えるのは当たり前。
近くに住んでれば移動もそれほどかからなかったんだろうけど、当時の手取りは12〜14万前後。

そんなこんなでハードな生活で、音楽業界も多くの会社がそうだけど、サッカー業界も薄給。
目指したいという人が多いからこそ成り立っている業界ということで、相応のスキルがあればそれなりの給料かもしれないけど、実際は出入りが激しい会社が多く、生活は苦しくなる一方。

そんなこんなで3年ほど経ってメンタル的にダウンして退職。

・音楽業界への復帰

退職後は3ヶ月ほど休養に充てて、音楽業界へ戻りました。
前職での経験から働くことに恐怖すら感じ、周囲とやっていけるか不安だったので、ここでは派遣社員という雇用形態を選びました。
そもそも音楽業界は契約社員での雇用も多い。
(待遇自体は正社員と契約社員との間に差は全くない)
派遣社員としてアルバイト感覚で働くことで、まずは普通に働けるように心身ともに働きながら慣らしていくことを優先し、日々が過ぎていき、現在音楽業界で活動中です。

とりあえず幾度の転職を経て気付いたことは、キツくなったら辞めても仕事には困らない。
今の時代、新卒から定年までの終身雇用はほとんどないし、途中でドロップアウトしたからと言って気にすることもないということでした。


★本日のオススメの1作
「なるほどデザイン〈目で見て楽しむ新しいデザインの本。〉」筒井美希

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?