#6 ELLEGARDEN / RIOT ON THE GRILL(2005.04)
前回は、Weezerの「Pinkerton」のレビューを書きましたが、ELLEGARDENの音楽はWeezerからの影響を受けています。今回はそんなエルレの4thアルバムをレビューしていきたいと思います。ジャケ写の通り飯テロアルバムです!!
○全曲レビュー
M1: Red Hot
オープニングナンバー。スロースタートだが、急に一転して疾走感のあるメロコアサウンド。
歌詞はどうやらヒモの歌っぽい。MVは強風でゴミが飛んでくる中で歌ってる様子で所々笑えるポイントがある。
M2: モンスター
日本のバンドなのに逆に珍しい(?)日本語主体の曲。曲調も前曲に続き疾走感のあるテイスト。
英語詞の"Knowing nothing can be better than knowing too much"= "知りすぎてしまうくらいなら何も知らずにいた方がいい"が深すぎる。
M3: Snake Fighting
エルレの新境地(?)的ヘビー調なサウンド。しかしサビはクリーンに転調する。一筋縄でいかないエルレの良さが出ている曲である。
M4: Marry Me
女々しさを感じる切ない歌詞と泣きメロなギターソロが特徴的な曲。エルレの中では全体を通してクリーンだがやけに耳に残る。
M5: Missing
4thシングル曲。歌詞はほぼ日本語。ROCK IN JAPAN FES.2006の映像でGRASS STAGEで観客が大合唱しているのを見ていつか自分を生で見て合唱したいと凄く思った。好きな曲ではあるがこのアルバムの曲っぽさはないのかなって。
M6: Bored Of Everything
ポップパンクなナンバー。歌詞の"I need to find something before I'm bored of everything"="全てにうんざりしてしまう前に何かを見つける必要がある"という詞が刺さる。
M7: TV Maniacs
「Missing」のカップリング曲。テレビにかじり付いてる人へもっと学ぶことがあるだろと批判している曲。歌詞にセサミストリートのクッキーモンスターが出てくる。
M8: 虹
エルレには珍しいオール日本語詞。個人的にはライブのようにイントロが欲しい。虹ってタイトルの曲って良曲多いけど、この曲もまさにそれ。ギターソロがとてもエモーショナル(※エモいとは言いたくない)
M9: I Hate It
1stの名曲「Middle of Nowhere」を彷彿とさせる叙情的な曲。実質のラストナンバー(?)って感じでしっとり且つ熱く歌い上げている。
M10: BBQ Riot Song
本当のラストナンバー。歌詞はバーベキューで焚き火代わりに書類を燃やして仕事のストレスを発散させるというような内容。最後のしっとりとした終わり方が良い。
新しいことに挑戦をし、このアルバムをきっかけにバンドは知名度を上げましたが、結果的に戸惑いが残ったそうですが、僕は捨て曲のない最高に聴きやすいアルバムだと思います。確か一昨年の今頃に復活したんですよね。今後音源は出すのだろうか…
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