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#7 Metallica / Master Of Puppets(1986.03)

Metallicaの3rdアルバム。そして初期Metallicaを支えてきたベーシストであるクリフ・バートンが参加した最後のアルバムでもあります。『ローリング・ストーン誌が選ぶオールタイム・ベストアルバム500』で167位にランクインしているので、メタルどころか洋楽全般としても名盤と名高いアルバムといえるでしょう。

○全曲レビュー
M1: Battery
物悲しいアコースティックギターのフレーズのイントロから始まり、徐々にギアが上がっていく。ギアが頂点に達した時のメタルサウンドは天下一品。ラーメンじゃない方の。

M2: Master Of Puppets
メタル史上超名曲のタイトルトラック。劇的な展開の多さに8分が短く感じるくらい。硬派なギターリフに叙情的なアルペジオからツインギターの流れは秀逸of秀逸。

M3: The Thing That Should Not Be
前2曲よりスピード感はないが、ダーク且つヘヴィな重低音のリフがかっこいい曲。メタルは速さだけでないことがわかる。

M4: Welcome Home(Sanitarium)
イントロのアルペジオから泣かせにきてる泣きのメタルバラード(こんなジャンルある?) 徐々にスピード感が増し攻撃的なサウンドになる。次アルバム「One」の前身的曲でもある。

M5: Disposable Heroes
シリアス系の流れから一転したスピード感のある長尺メタル。(このアルバム全体的に曲長い)緩急自在な投手みたいな曲の構成力やソロやリフには目を見張るものがある。

M6: Leper Messiah
1曲1曲の個性が強いこのアルバムではちょっと隠れ気味かもしれないが十分名曲。グルーヴで始まりスピードで終わる展開も良い。

M7: Orion
このアルバム最長曲にしてインスト。このアルバムが最後の参加作品となってしまったクリフ・バートンのベースが主軸となっている。

M8: Damage Inc.
スローなイントロから始まり、徐々にテンポアップしてアルバム史上最も速い曲。最後の最後に疾走感を与えるあたりね。

Metallicaはやはりクリフ・バートンが在籍していた時期が1番いい曲をつくっていたかもしれないですね。アルバムや曲中の構成が天才的でMetallicaの音楽性の転機となったこのアルバムはメタルを代表するアルバムの1つと言っても過言ではないでしょう。

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