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好きなことややりたいことって名詞じゃなくていいんだ

自分の中でとても革命的だった。
何をやりたいのか、ずっと探し、悩み、考えてきた中で、「何を」という部分ばかりに気を取られていた気がする。

ご縁があって9月初旬にまつさん(@mats2_n )のコーチングセッションを受けたのですが、自分の中ですごく衝撃的だったのでこうしてnoteにして残しています。ちょっとずつ書いていたのでずいぶん遅くなってしまいました。思考はじっくりコトコト派です。

やりたいことわからないマンこと私。
あれがやりたいこれがやりたいとポンポン出てくる人がものすごい羨ましかった。

人目を気にして生きてきたがゆえに、いつも「正解」を選ぼうとしていた気がする。ずるい人間である。
この場ではそう言っておけば正解。こういうときはこう動くのが正解ってやってるうちに自分をどこかに置いてきてしまったんだなあ。

自分のやりたいことなんて全然出てこないという状態だったけれど、たくさんの人の助けを借りて、ここ最近は少しづつ言語化できるようになってきました。何事も練習であるね。
ただ相変わらず自分の心の声に耳を傾けるのが下手くそだなという自覚がある。

コーチングでは「本音のwant to」で「現状の外側にゴール設定」します。

want toは誰から求められてなくてもついついやってしまう、もしくは自分の権威から禁止されてもやってしまうような行動を指します。

まつさんのnoteより引用

まつさんのnoteを読んで、もしかして、もしかしなくても?私にずっと足りないのこれなのでは!と思ったのが「本音のwant to」

開始直後、まつさんには「自分は普段やりたいことがなかなか出てこなくて言語化できない」という話をした。
まつさんとはガチのはじめましてで、私のことは何も知らない。
つい人に合わせにいってしまう自分にとっては、まつさんが自分との関係性がまだ確立されてない人というのはとてもよかったのかもしれない。
まつさんは話しやすくて必要以上の圧迫感がない。内向型の私でもよく笑って楽しくお話しできたと思う。

いっこずつ、まつさんと話しながらやりたいことを紐解いていく作業はとても楽しかった。
結果から言うと私がやりたいことは「作ること」でした。
まつさんからも「話してるときとても楽しそう」と言われたのだから、私は「作ること」が本当に好きなようです。

小さい頃はよくひとりでお絵描きをしているような子だった。もくもくと描いた絵を先生に見せに行くのだ。
かと思えば、友達の中では中心になって遊びをすることも多かった。
小さな頃から広く浅く人と付き合うのが苦手で、いつも特定の子とばかり遊んでいた記憶がある。
そして長袖を絶対に着ないという何ともアホな目標を立てて、気合いと根性で毎日幼稚園に通って皆勤賞をとった。
弱そうに見えて負けず嫌い、ひとりで黙々と何かするのも好きだけど友達ともいたい、チグハグな自分を取り扱うのは両親も先生もとても難しかっただろうなと思う。

画用紙にクレヨンでぐるぐると描いていた自分の気持ちは小学生になると画用紙がノートに代わり、もうひとつ表現できる言葉と文字を得た。
中学年になれば物語をつけた絵本のような代物や漫画のようなものを描いて友達と共有するようになった。
本をつくるというと大それたもののように聞こえるけど、まだZINEなんてものもなく、友達の間で楽しむためだけに本を作るのはただただ楽しいだけのものだった。

作っては撮影してたお菓子

食べることが好きなので、実家にいるときはお菓子を作っては写真を撮っていた。
お菓子を作るだけでも、写真を撮るだけでもなく。
小物を置いて作り込んでカメラで空間を切り取るテーブルフォトはとても面白い。
コーチングの間に自分はテーブルフォトを撮るのが好きで楽しくて少しずつ仕事にしようとしている話もした。
写真の中でテーブルフォトが好きなのは撮っているというより、作っている感覚のほうが強いからだと思う。

何かを作って誰かとシェアすること、たぶんこれがずっと続けてきたことだったのだ。
ずっとひとつのものを作り続けていたわけではないから、何度も何度も自己分析をしたのにそれを「何をやりたいのか」の答えにしていいだなんて思い当たらなかった。

好きなことややりたいことは「名詞」じゃなくてもいい。
「作るのが好き」でもいいんだ。

過去に作った本。写真も文章も自分。今よりもすごく繊細で神経質な言葉を使っている印象。

どうしても求められる「何を」の部分。
大人になるにつれて「何を」が具体的じゃないと、自分も他人も納得できなくなる。
いろんなところで「何を」を求められたし、自分も「何を」ばかり求めて彷徨っていて視野がとても狭くなっていた。
「何をやりたいか」を名詞でスパッと答えられる人が羨ましくてたまらなかった。何をしてる人なのかすぐわかる人にどうしようもないくらい憧れた。
それで、焦って「何を」ばかりを探して見つからない〜〜〜って喚いていたようです。

動詞で考えるとすんなり見つかる人はけっこう多いらしい。

そんなこんなでやりたいことはわかったのですが、このコーチングは現状の外側にゴール設定をするので、ビビり散らかしながらとても大きな目標を立てました。

こういう感じかなぁと思って口にしたこと全部「いやそれはできちゃうと思うんですよ」といわれてしまい、困る困る。
まつさんからは「これ作れたら最高!!っていうものはなんですか?」と問われました。

そうして自分の中で出てきた「これ作れたら最高!!」というものは「もの」じゃなかった。それがとても面白いなぁという気持ちです。

私が最終的に作りたいなぁと思ったのは「空間」なのだそうです。
自分でも意外すぎてちょっと他人事風である。

開始15分くらいでやりたいことがわかってしまったのも、意外なものを作りたかったのも、とても面白いなと感じた。
衝撃だったけどなんだか嬉しくてずっとそわそわとしているので、上手にまとまらないけど記録として残しておこうと思った次第です。

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まつさんのコーチングの話はnoteで読めます。

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