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コーチングを学び始めた景色とコーチングってなに?というはなし

こんにちは、松です。

2023年の4月から、Mindset Coaching Schoolで認知科学に基づくコーチングを学び始めました。

このnoteではその経緯や今どんな感じなのか?そしてコーチングについて紹介します。


認知科学のコーチングを学び始めた理由

ざっくりまとめると

・人の人生相談よく乗ってたし好きだった
・もっと力になりたいと思った
・自己流でやってみたが、しっくりこなかった
・コーチング学びたいけど、なんか怖いなぁ
・まずは受けてみよう
・受けた → これはやべぇ…
・学び始めてもっとやべぇ…(←今ここ)

です。先に言ってしまうスタイル。

もともとフリーランスのキャリア支援のお仕事をしていたこともあって、人生相談にのる機会も多くありました。その時間は苦じゃなかったし、楽しいし、やりがいも感じていました。

仕事として昇華させたくて「壁打ち」と称して相談に乗ってみたり、色々やっていたのですがあんまりしっくりこず。しっくり来ずというのは、楽しかったんだけど本当に変化を与えられているのか?ちょっと整理されて気持ちよくなってるだけなのでは?という疑念が拭えなかったんですね。「もっとちゃんと力になりたいなぁ」と思ったのが「コーチング」という言葉に出会うきっかけでした。

「どうやらコーチングというものは人の人生に向き合ってすごい影響を与えるらしいぞ。」と知ってから、学びたい気持ちもあったのですが「コーチングってマッチョな人が受けるものでしょ?」という偏見があり抵抗していました笑

また、当時の僕はどちらかというとダウンシフト的な考え方を持っていて、「頑張りすぎず、人生ゆるくやっていこうよ」みたいなスタンスでした。

なので、マッチョな人が受けるコーチングは対極な場所にあるものだと思っていたんですね。

でも、時たま訪れる(俺の人生こんな感じで大丈夫なんだっけ?)感や、(10年後も20年後もフリーランスでのらりくらりやっていけるんだっけ?)という不安があるのも事実でした。

なので、「人にコーチングをしてみたい!」と言う前にまずは自分が受けてみようと思い、プロコーチにお願いして半年間のコーチングを受けることにしました。

結論、そのコーチングが人生をガガガガガっと変えるくらいに良くて、学ぶならこれだ!と思いコーチングを学ぶに至ったのでした。(また別の機会に書きたい)

コーチングを学び始め、まずは自己適用

コーチングを提供するためには、まず自己適用して身体知化することが大切です。そしてクライアントに「在り方」で示せる必要があります。

知識だけ頭にいれて、挑戦をしてないコーチに「挑戦しましょう!」と言われても何も響かないですよね。なので、まずコーチを志す僕らは自己適用から始めます。

マインドのからくりを繰り返し頭に叩き込み、アウトプットし、自分のwant toとはなにか?ゴールを設定して、更新して、決断して、行動して、、。みたいなことを約3ヶ月間してきました。(そして今もしています。)

これがなかなかにハードなんですが、すごく楽しいんですよね。それは多分want toで動いているからだし、自分の人生を動かしているからだと思います。半年前のダウンシフトと言っていた自分が信じられないくらい動いています。

自分だけで考えていると必ず盲点(スコトーマ)があり、結局現状の中から選択をしてしまいます。そこでコーチの力を借りて、自分の現状の外側にアクセスするわけですね。

現状の外側にゴール設定をすると、そこから見える世界がパァーっと変わり飛び込んでくる情報が変わります(これをRASが発火すると言います)。

ゴール設定する前には到底できないと思ったことや、想像もできないことでも設定して臨場感が持てると脳がクリエイティブに働くようになるんですね。

ちなみに、ゴール設定や決断をするときはすごく怖いです。バンジージャンプの前みたいな感覚。でも、一度決めて飛ぶとそこから見える景色は最高で「なんで今までやらなかったんだろう?」と疑問に思うまであります。

そんなこんなで今は健全に苦しみながらも挑戦して楽しい日々を過ごしています。

そもそもコーチングってなんだっけ?

脳が開放されるようなイメージ

ここまで僕の話を綴ったのですが、ここからはコーチングについての話をします。

コーチングとは、マインドの仕組みを使ってゴール設定を行い内部表現を書き換えることで、主体的な人生をサポートするものです。(まだイメージつきづらいですね)

コーチングというと「共感・傾聴のやつ!」というイメージが強いかもしれません。(僕もそういうイメージでした。)しかし、結論から伝えると、共感・傾聴しません

認知科学に基づくコーチングでは「現状の外のゴール設定」がキモになります。共感や傾聴は「相手に理解されている」という安心感や信頼関係を築くのには有効ですが、現状維持を強めることにもなります。コーチは「クライアントの未来」の味方であって「クライアントの今」の味方ではないんですね。

すごくざっくりな説明ではありますが、具体的には以下のようなことをします。

・自分のやりたいこと(want to)を抽出する
・人生の8つの領域で現状の外にゴール設定する

すごくざっくりなので、詳しく説明していきますね。

want toで現状の外側にゴール設定する

コーチングでは「本音のwant to」で「現状の外側にゴール設定」します。

want toは誰から求められてなくてもついついやってしまう、もしくは自分の権威から禁止されてもやってしまうような行動を指します。

その逆はhave toといって「〜しなければならない」「〜する必要がある」「〜したほうがいい」といった自分の軸から離れた行動を指します。

子どもの頃ってwant toだけで生きていたと思うのですが、大人になると気づいたらhave toにまみれている…なんてこともあると思います。

会社のために、お金のために、●●のために…と、want toは行為そのものが報酬なのに対し、have toは行為の先にあるものが報酬です。

want toでする仕事と、have toでする仕事、どちらが成果がでるかは自明ですよね。have toでも短期的に踏ん張ることはできると思いますが、want toの湧き出てくるエネルギーには勝てません。

そんな本音のwant toで生きるために、人生の8つの領域でゴール設定を行います。8つの領域とは以下。

バランスホイールといいます

・仕事:好きなこと。誰かの役にたつこと
・趣味:好きなこと。誰の役にもたたないこと
・人間関係:友人になりたい人にとってどんな自分であるか
・家族:親、パートナー、子どもの3方向にとってどうありたいか
・知性:仕事に関係ない領域での生涯学習
・社会貢献:自らの当事者意識の外側に貢献すること
・健康・美容:上記ゴールに必要な健康/美容の状態
・ファイナンス:上記ゴールに必要な収入と資産

それぞれの領域でゴール設定をします。僕らの人生は仕事だけではないので、仕事だけゴール設定する、はだめです。全領域で本音のwant toのゴール設定をします。

オールライフで、want toで、理想としているゴールに生きれるとしたらドキドキしますね。コーチングはそれを本気で提供するものです。

コーチングにおける大事な概念たち

脳内でなにかの反応が起きてるイメージ

少しイメージは掴めたでしょうか。もう少し細かく認知科学に基づくコーチングがどんな世界なのか、大事な概念たちを紹介しますね。

・エフィカシー:根拠のない自信
・RASとスコトーマ:脳が見るもの見ないもの
・コンフォートゾーン:脳にとって慣れ親しんだ環境
・セルフトーク:脳内自己会話
・ゴール設定:現状の外側に行く唯一の方法

エフィカシー

エフィカシーとはやったことのないことに対する達成能力の自己評価のことです。やったことがなくても「俺ならできる」と思うのがエフィカシーの高い状態です。

起業家をイメージするとわかりやすくて、お金も仲間もいないマンションの1室で、成功する根拠がないうちから「俺ならできる」と信じて仲間を集めて事業を作っていく。これはエフィカシーが高い状態といえます。

ひとつ注意したいのが「●●という要因があるからできる」みたいな根拠(スキルやリソースなど)があるからできる状態はエフィカシーが高いとは言えません。逆を返すと根拠がなければできないということになるので。そうではなくて、根拠がなくても自分はできると信じている状態がエフィカシーの高い状態です。

コーチングでは現状の外のゴールを設定するので、その時点ではゴールの達成方法は見えていません。それでもそのゴールが達成できると信じて進んでいくにはエフィカシーが必要となるわけです。

RASとスコトーマ

RASとは「Reticular Activating System」のRASの頭文字を取ったもので、脳幹網様体賦活系(のうかんもうようたいふかつけい)という脳の機能です。

ざっくり言うと、脳に情報を取り入れるときのフィルターのような役割をしてるもので、この情報は取り入れる、この情報は取り入れない!と必要に応じてフィルタリングをしています。

スコトーマというのが心理的盲点のことです。

心理的盲点とは本当は見えているはずなんだけど、脳が認識してないもののことです。

片目をつぶると鼻の頭が見えるけど、両目を開くと鼻の頭が見えなくなる(本当は見えてるんだけど、認識しなくなる)のはスコトーマによるものです。(実際やってみてください)

例えば、「子どもが産まれてから街中でベビーカーや赤ちゃんを見かけるようになる」というエピソード、聞いたことありませんか?これはRASとスコトーマによって起きています。

産前産後で街にいる赤ちゃんの数は変わってないのですが、子どもが産まれることで自分の中の子どもの重要性あがりますよね。重要性が上がることで、RAS(脳のフィルター)が変化します。そのことをRASが発火するといいます。で、RASが発火することによって、今まで見えなくなっていた「こども」というスコトーマが外れて、子どもが目に入ってくるようになっています。

コーチングにおいてRASとスコトーマは重要な概念です。というのは、コーチングでは現状の外側にゴール設定をするので、その時点では達成方法は見えていません。むしろ見えているとそれは現状の内側なので、見えてないゴール設定をする必要があります。

しかし、ゴール設定をすることで、そのゴールの重要性関数が変化して、RASが発火し、スコトーマが外れて、ゴールを達成するための方法を脳が無意識に集めようとします。

コーチングではinvent on the wayという「ゴールが先、やり方はあと」という意味の言葉があります。これはRASとスコトーマの原理があるから、RASが発火したらあとからその方法は人間の脳みそがクリエイティブに探してくる、ということです

コンフォートゾーン(ホメオスタシス)

コンフォートゾーンとは、「心地の良い空間」のことです。人間には無意識下で「慣れ親しんだ心地の良い環境」を維持しようとする機能が備わっていて、その「慣れ親しんだ心地よい環境」のことをコンフォートゾーンといいます。また、コンフォートゾーンに戻す力を「ホメオスタシス」と言います。

人間の機能で説明すると、36.5度くらいの平熱がコンフォートゾーンで、熱くなると汗をかく、寒ければ震えて体温をあげる、という機能がホメオスタシス(恒常性維持機能)のこと。ホメオスタシスは生命を維持する機能なので、とても強い力を持っているわけですね。

身体機能だけでなく、マインドの中でもこのコンフォートゾーンとホメオスタシスというのが働いています。
で、注意すべきポイントはコンフォートゾーンは「あなたにとって快適な空間」ではなく「あなたの無意識にとって快適な空間」ということ。

例えばダイエットで10kg痩せたとしても、太ってる自分の方が慣れ親しんだ状態だと無意識が感じていれば、ホメオスタシスが働いてダイエット前の体重に戻してしまいます。このように「変わりたい」と思っているのに「変われない」という現象が起きるのは、コンフォートゾーンとホメオスタシスによるものです。

また、人間の脳は同時に2つのコンフォートゾーンを取ることができません。平熱が36度と37度で2つある人がいないのと同じことです。コーチングでゴール設定をした時、現状かゴールかどっちかがコンフォートゾーンになるわけです。

どっちがコンフォートゾーンになるかというと、「臨場感」が強い方がコンフォートゾーンになります。なので、ゴール設定すれば即座にコンフォートゾーンがずれるというわけではなくて、そこに高い臨場感が必要ということです。

また、自分でゴールを決めて決意をしても、周りの環境や日常が劇的に変化しているわけではないので、どうしても現状の方が臨場感が強くなってしまうことが多いです。その臨場感を維持するために、セルフトークというものが存在します。

セルフトーク

セルフトークとは無意識的に自分の脳内で起こる会話・言葉のこと。僕らの意識では認識できないレベルで、人間は1日に3万~5万回ほどセルフトークをしていると言われています。それだけ多い回数脳内を行き来する言葉なので、セルフトークの影響は大きいわけです。

マインドにどう影響しているかというと、セルフトークがセルフイメージを決めていて、セルフイメージがコンフォートゾーンの境界を決めるんですね。

セルフトーク→セルフイメージ→コンフォートゾーン

例えばセルフトークで「自分はバカだなぁ」と発すると、それが「バカな私」というセルフイメージになって、バカな私のコンフォートゾーンができあがります。

なので、せっかくゴール設定をして自分のコンフォートゾーンをゴールに持っていっても、言葉が変わらないと「バカな私」の現状(コンフォートゾーン)に引き戻されてしまうんですね。

セルフトークのコツは、ゴール世界の自分から創ることです。今の自分起点で改善したいことをセルフトークにしたり、過去の成功から作っても逆に現状を強めることになってしまうんですね。そうではなくゴール世界側の自分を基準に、ゴールの自分ならどう言ってるか、とか。ゴールの自分はどんなアイデンティティなのか、と想像して、そこからセルフトークを創る感じです。

なので世界一になりたいのであれば、世界一になってから世界一を名乗るのではなく、世界一になる前から「世界一」を名乗る、ということです。で、世界一ならどういう言葉を使うかとか、どう考えるか、を借りてくるイメージです。

また、セルフトークは意識では観測できないレベルで起きている現象なので、心臓や呼吸と同じようなものなので、意識的に「良い言葉を使おう!」と思っても変えることは難しくて、無意識レベルに刷り込む必要があります。

ゴール設定

ゴール設定は、現状の外側にいける唯一の方法です。人のクリエイティビティやパフォーマンスを最大に発揮させてくれるものです。

また、ゴール設定とゴール達成は別ものです。ゴール設定は達成を想定しません。達成を想定すると「達成できそうなゴール」すなわち現状のゴールになってしまうんですね。

そうするとここまで説明してきたように、RASも発火しなければスコトーマも外れない、今までと変わらないステータスクオの現状が続いてしまうわけです。

なので大事なのは「ゴール達成」ではなく、現状の外側に「ゴール設定」をして、スコトーマを外して、クリエイティビティ発揮して、パフォーマンスを出す、ということです。

ゴール設定には3つの条件があります。

①現状の外側
②have toではなくwant to
③複数設定する

■現状の外側とは

まず、ゴールは現状の外側に設定する必要があります。現状の外側のゴールはどんなものかというと以下。

①想像すると怖くなるもの
②やり方は想像がつかないようなもの
③周囲の人間が驚いてとめてくるようなもの

現在の状態のままいけば十分に起こりうるようなものは「現状」です。例えば「現在の会社で課長になる」は、数年後には起こりうる話なので現状です。小学1年生が小学6年生を目指してる、みたいな話と同じなんですね。

■have toではなくwant to

want toというのは行為を無意識レベルでやってしまうこと、やめようと思ってもやめられないもの。また、その行為自体が報酬になるようなものです。
逆に、「しなければならない」とか、評価されたいとか、見返したいなどの他人軸の行動はhave toになります。

■複数設定する

3つ目、ゴールは複数設定します。

複数とは、仕事の領域でたくさん設定するのではなく、バランスホイールの8領域で設定するということです。仕事、趣味、ファイナンス、健康美容、知性、社会貢献、人間関係、家族の8領域です。そこの領域でバランスよくゴール設定をします。

複数あると分散しちゃうのでは?と思われがちなのですが、無意識はその整合性を取るために勝手に計算してくれて、複数のゴールを包摂した真のゴールを出してくれます。ゴールの数が少ないと抽象度も低い、偏ったゴールになってしまいます。

なので、自分の無意識を信じて8つの領域でゴール設定をたくさんすればOKです。

ちなみに、ゴールは達成に近づくに連れて、クリエイティビティやパフォーマンスが発揮されなくなるものでもあります。伸びたゴムが縮んでいくイメージと同じで、ゴールだったものがだんだん現状に近づいていくからですね。

なので、ゴールは常に更新し続ける、というのも忘れてはいけないポイントです。ゴールは一度決めたら変えてはいけないものではなく、何度でも更新してもいいし、変えてもいいし、複数作ってOKです。

最後に:モニターセッションをしています

長い文章を読んでいただきありがとうございます。

2023年10月6日(金)までの期間で、5,000円のモニターセッションをしています(以降は通常価格の予定)。

コーチングに興味がある方、自分の人生をより加速させたい方は申し込みフォームもしくはDMなどで是非連絡ください。

知り合いじゃない方がセッションがより機能する為、僕と知り合いの方は信頼できる洗練されたコーチを紹介させていただきます。

コーチングがおすすめな人

  • 本音のやりたいことで生きていきたい人

  • 人生を能動的に生きている人

  • 現状に満足しておらず変化したい人

  • 挑戦してきていて、これからも挑戦したい人

コーチングの対象ではない方

  • お悩み相談をしたい方

  • 現状を変えたいと思っていない方

  • 人生に対して受け身な方

僕の価値を出したい領域

MUST条件ではなく、以下のような方は特に相性が良いと思います。

①人生を能動的に生きている方:仕事だけでなくオールライフで自分らしい生き方や挑戦をしている方。固定概念に囚われず在りたい自分を表現している方。30代以降のフリーランスや自営業、アーティスト、作家を想定。

②webフリーランスで4~5年やって、自由を求めるフェーズが終わりある程度の実力も付いたが、これからどうしようか考えている方。

ピンと来た方は是非連絡お待ちしてます。

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