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幼稚園の頃からの幼馴染


2023年2月22日

この日はわたしの誕生日だ。

友達や知り合いは少ない。
でもあまり、寂しく思ったことはない。
知り合いが少なくても、
その知り合い全員のことが大切だから。

話は戻って、その誕生日。
数少ない友人や知り合いからのお祝いメッセージが届いた。
お祝いのメッセージ、とても嬉しい。
”ありがとう”と、丁寧に返信していく。



一緒の幼稚園に通っていて
その頃から現在まで親しくしてもらっている友人からも、嬉しいことにお祝いのメッセージが届いた。

そのお祝いメッセージをきっかけに
今度、久しぶりに会う約束ができた。


社会人になり、会う機会が減るのでは…と思いきや
社会人になってからが、会える回数が増えた。
でも、お互いバタバタだったりなんだったりで
最後に会った時から
約1年3ヶ月も経ってしまっていた。

SNSで繋がってはいるものの、
お互いが投稿する写真にいいねするだけで
会話は殆どしていなかった。


彼女はオシャレなカフェや場所が大好きだ。

彼女にとっても、わたしにとっても
居心地よく
美味しいご飯を食べながら
トークを弾ませることのできる場所はないか…

飲食店に詳しい
母と姉に相談してみる。

色々なお店の名前が出てきた。

数多くのお店の名前が出てきた中で
気になった場所がここ。



【カフェ ド ラム】 東バイパス店

名前は聞いたことがあった。
行ってみたかった場所だった。
下通りアーケードのなかにある。
けど、2号店もあったのか。

ここなら、車でも行きやすいかも。

雰囲気も良し。
ご飯もとても美味しいらしい。
ゆっくり話も出来そうだ。




会う前日。
彼女から”明日どこにいく〜?”と連絡がきた。
わたしたちは、いつも前日に最終打ち合わせをする。

『このお店はどう?』

久しぶりだから、自分から何かを提案するのは
少し緊張した。

彼女から”そこにしよう!”と返信が来た。

ということで、ここまで長く綴ったが
私たちの再開の場所は
【カフェ ド ラム】になった。


2023年3月11日


わたしも彼女も、この日は仕事だったので
夜に約束。

仕事でへとへとだったはずなのに
友人はわたしの職場に迎えに来てくれた。

会う度に
思わず、”かっけ〜!!!”と口してしまうほど
かっこいい車に乗っている彼女。
見た目では想像できないが
彼女は車が大好きなのだ。
車の中も、いつ見ても綺麗に整えられている。
彼女の性格と車への愛情が強く伝わる。


車に乗れば
もうそこから、2人のトークは盛り上がる。
ずーっと話が止まらない。
気づいたら、目的地に到着していた。

【カフェ ド ラム】東バイパス店


このお店の前は大きな道路。
何度も通ったことがあった。
でもまさか、ここに2号店があったとは…!!!

わたしが最近、喫茶店にハマっていることも
彼女はSNSを通して知っていたから
大はしゃぎするわたしを
笑いながら見守ってくれていた。



心を一旦、落ち着かせ
いざ、店内へ。

変わった構造の店内。
でもそれよりも
何とも落ち着く空間…。

ディナータイムということもあり
店内はほぼ満席状態。
奇跡的に奥の席が空いていたため
そこに腰掛ける。



腰掛けたら、
店員さんがお水と一緒にメニューを持ってきてくださった。

メニュー表を2人で持って、
”なににする〜?迷うね〜!”と言い合う。

彼女は保育士さん。
会った日のお昼は、彼女が勤める保育園の園児と
沢山動いたらしい。
そのため、”今日はガッツリ食べたいな!”と、
ロコモコを注文することに決めた。

彼女は小さい頃から、すごく優しい。
ぱぱっと決めて、
わたしがゆっくりメニューを見れるよう、メニュー表を譲ってくれた。

初めて来たお店だ。
書かれているメニュー全てがとても美味しそう。
迷う、迷ってしまう…。
『ごめん〜優柔不断で…。』と申し訳なく伝えると
笑いながら
”いいよいいよ〜!ゆっくり決めな〜!”
と言ってくれた。

自分の注文、もう決まっているのに。
今日、たくさん園児と遊んだのなら
きっとお腹も空いているだろう。

彼女の変わらない性格に
ほっとしつつ、嬉しく思いつつ、
早く決めてあげねばと
真剣に注文するものを決める。


じっくりメニューを見る時間をもらった。
そのおかげで、
わたしも”これ!!!”というものを決めた。

店員さんを呼び
やっと、注文。


チョイス、狂いなし。

無事、注文終えたら
料理が届くまでの間、トーク再開。

”改めて、、最近どう?”
”えっ!そうだったの?!”

1年と3ヶ月も月日が流れていれば
お互い、最後に会った日から変わったことも
たくさんあった。

驚いたり、笑いあったり…
止まらないほどトークをしていたら
あっという間に料理がテーブルに届いた。


【ポパイグラタン】


わたしは幼い頃からグラタン好きだ。
わたしの誕生日は毎年、
母が”わたしの好きな料理”を沢山作ってくれる。
小学生の頃から24歳になるまで
母に作ってもらう料理のリクエストには
グラタンは欠かせない。

そんなグラタン好き人間のわたしは
グラタンに弱い。
グラタンという文字を見たら、気にならずにはいられないんだ。
ということで、グラタンを注文。
(そういや今思うと、前回も彼女とご飯食べた時もグラタン注文してたなあ…)

しかも、しかも。
グラタンはグラタンでも
【ポパイグラタン】というメニュー名。

ポパイ…って言ったらあれじゃない。
わたしも分かるよ、ほうれん草でしょ。
最高すぎる、絶対美味しいに決まってる!!!

と思い注文。


届いて、その最強と思われるグラタンと対面。
ほうれん草…だけじゃない?
…とにかく、もう美味しそうだから
猫舌であっても熱々を頂きたい!!!


中央にスプーンを入れる。

た…たまごも入っている!!!!

端にもスプーンを入れる。

は…ハンバーグ?!!!

最高すぎる何もかもが最高過ぎる、このメニュー!!!

思わずにやにやしてしまう。
にやにや止まらない。

フーフーさせながら、口の中へ。

美味しすぎる…初めて食べた…
ここまでボリューミーで満足度MAXなグラタン…!!!

あっという間に完食。
え〜もう食べ終えてしまったの?もう1皿食べたい!!!
そんな気持ちになった。本当。


ポパイグラタンを食べた
あの時のことを思い返しながら、今
文字にしているけれど…今すぐに食べたい。
忘れられないお味…。あーまた食べたい。
下通りにある、1号店にも
ポパイグラタン…あるのかしら。
今度、街中行く時は【カフェ ド ラム】に行こう。


久しぶりに思い返す。


ポパイグラタンを完食し、感動した後
再開される2人だけのトーク。

後半戦(?)は地元ークで大盛り上がり。

”あの子今どうしてるんだろうね〜”
”あの頃わたしたち、○○だったよね!!!”

地元が一緒、だからこその
地元の話題で盛り上がれるのは、とても新鮮。
懐かしい人の名前や場所の名前が飛び交う。

幼稚園も一緒。
小学校、中学校も一緒。
高校からは、お互い別の道へ歩んだけれど…
こんなわたしと
ずっと仲良くしてくれる、とても大切な子。

地元の話でこんなに盛り上がれる子は
今では、この子しかいない。
高校から、各々自分が進みたい道へ進めば
地元の友人と疎遠になってしまった…というのは
きっと、わたしだけではない。
彼女もわたしと同じだった。

ただでさえ、人間関係を築くのが下手なわたしは
ますます”友人”と呼び合える同い歳が減っていき

今では
小学校から親しくしてくれる異性の友人と
幼稚園から親しくしてくれる幼馴染の彼女だけに。

でもだからこそ

地元が一緒で、
現在までずっと親しくしてくれているこの2人は
わたしにとって、宝物で
尊い存在なのです。


”ずっと、仲良くしてくれて本当にありがとう。”

お互い、言い合って笑った。



自分の気持ちを話して照れくさくなったわたしは
『あ〜、なんかお腹すいてきたなあ〜!!!』
と言う。(下手くそか)

彼女は笑いながら
「さっき、期間限定のいちごパフェ見てたでしょ?」
「あれ、頼んでみたら?」
と、わたしに言う。

よく、覚えているな〜この子は…。
そう、見てた。
めっちゃじーっと見てた。
メニュー表とは別に、挟んであった
いちごパフェの写真を。

でも、時刻は20時50分。
お腹は正直、まだまだ余裕はある。
でも、、時間帯的に、、あれじゃない???

『ぅああ〜迷う〜時間帯的に〜!!!』。
めっっちゃ食べたそうだけど
何かと葛藤しているわたしに
「食べちゃえ食べちゃえ〜今しか食べれんぞ〜?」
と、笑いながら悪魔の囁きをする彼女。

そうだ、
彼女ってこういう子だった〜。
学生時代から悪魔の囁きをしてくる子だった。
そういうところ、大好きだな〜。
変わらずにいてほしいな〜。

『そうだよね!!!いいよね!!!今しか食べれんもん!!!』

彼女の悪魔の囁きにまんまと引っかかり、
わたしは元気に、いちごパフェを注文した。


”期間限定”という言葉に弱い。


照れくさい学生時代の懐かしい話をお互いした後は
社会人らしいトークもしてみる。

さっきまでと違い
なんか落ち着いた声のトーンで今の話をする。
わたしたちも、気づいたら成長したものだ。

またまた話を弾ませている間に
いちごパフェがテーブルに届いた。

期間限定メニュー 〖熟成眠りの森のいちご姫のパフェ〗


このnoteを投稿した時にはたぶん、
もう頂けないのかな?

〖吉岡農園×カフェ ド ラム〗コラボで
期間限定メニューだった
【熟成眠りの森のいちご姫のパフェ】


熊本県菊池郡菊陽町にある
『もこもこ実り園』のいちごを使用。

贅沢なほど、いちごがたっぷり使用されていて
いちご好きにはたまらない…!!!

スポンジケーキや
いちごのアイス、
いちごのムースなど…
丁寧に積み重ねられたパフェに
こだわりを感じました。

カフェ ド ラムは
パフェも有名らしい。
最高に美味しい。


彼女はお腹いっぱいらしく
”気を遣わずに食べて食べて〜”とのことだったので
ぱくぱく頂く。

わたしはいちごパフェを頬張りながら
彼女の恋バナを楽しく聞く。

なんだか、とても楽しくて幸せそうだ。
幸せそうに話す、彼女を見て
こちらもとっても嬉しくなる。

それに、
今まで結構、わたしばっかマシンガントークで
彼女の話を聞くことがあまり出来なかったから…。

(わたしが永遠に話し続けて、話したくても話せなかったんだろうな…ごめんね…)

自分の出来事を自由に話してくれるのが
とても嬉しかった。




そろそろ、お開きの時間。



時刻は21時半過ぎ。

たくさんたくさん、話した。
まだまだ話し足りないけれど、、
そろそろ帰ろうか。

カフェ ド ラム の伝票はかわいい。
思わず写真を撮る。



”そういう感じで、いつも写真撮るんやね〜”
と、からかわれながら
一緒にレジへ向かう。


お会計終わると、彼女は当たり前のように
「ご馳走様でした〜!」
と、店員さんに明るく伝え
お店を後にする。


わたしも必ず
対応して下さった店員さんには
『ありがとうございます』
を伝えるようにしている。
それは、誰であってもそう。
コンビニ、スーパー、バスの運転手さん…
生活するなかで、常に誰かの支えあって
成り立っていることだから。


”買い物をした時、誰かからお世話になった時、、。どんな場面で誰に対しても、『ありがとうございます』を言える大人になってね。”

この言葉は、わたしが小学生の頃から通っていた
塾の室長…わたしの恩師が
常々わたしに話してくれた。

その言葉を胸に、わたしは
誰かから何かをして頂いた時は
必ず”ありがとうございます。”が言えるようになった。


でも、誰もがそうか?

いいや、違う。

誰かになにかをしていただいた時
当たり前のように”感謝”を伝えられる人がこの世にどれくらいいるかと聞かれたら、
きっとそんなに多くないだらう。
”当たり前” ではない。


だから、すっ…と
”感謝”を伝えられる人はすごい。

彼女もその中の一人、”すごい”人だ。

彼女は本当に、しっかりしている。
彼女から学ぶことは沢山ある。
彼女を見て、わたしは
”私もしっかりしよう”と思えるんだ。




帰り道も、たくさん話した。
あっという間な時間だった。
話し足りなかったよ。

わたしの唯一の
幼稚園からの大切な友人。

これからもずっと
仲良くしてくれたらいいな。

いつもいつも、本当にありがとう。


2023年3月11日
友人のことをもっと大切に思い
友人はやっぱり凄い子だと再確認できた日でした。






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