日経社説 国交樹立を中東安定の一歩へ

※日経社説・記事を自分視点で論点整理

1.イスラエルとUAE国交樹立が中東に与える影響は?
 →エジプト・ヨルダンに次ぐ国交樹立により、他のアラブ諸国も続き中東和平への一歩になるやもしれない。
2.国交樹立の今後の流れは?
 →数週間以内にホワイトハウスで合意文書調印される。
3.アラブ諸国の中でUAEが国交樹立する意味合いは?
 →UAEはイスラエルとの対立の歴史に終止符を打つものだ。
4.米国仲介によるイスラエルとUAE国交樹立はどのような意図がありそうか?
 →対イラン包囲網で利害が一致している。
5.国交樹立の中央において、今後懸念される点は?
 →逆に、新イラン陣営が結束し中東分断されることも。
6.イスラエル国内に顕在される課題は?
 →パレスチナ自治政府との交渉は破綻したまま残されている
7.パレスチナ問題をどうすべきか?
 →パレスチナとの和平もセットで進める必要がある
8.イスラエルとUAE国交樹立によりどのようなイノベーションがありそうか?
 →イスラエルのスタートアップとUAEのオイルマネーでビジネスチャンスが広がるのではないか

<感想>
 本題とは関係ないが、国交樹立における中東和平、パレスチナ問題、そして最後にビジネスチャンスの話を論点が3つも分散し、文書全体のまとまりがない。考えるのが面倒くさかったのかな?

タイトルが「国交樹立を中東安定の一歩へ」であるが故、”中東とアラブ諸国”というエリアと国家間の話でまとめたほうが、論点の粒度も揃ってて良い気がする。例えば、以下の3つの小論点とか。
 1.イスラエルとアラブ諸国のこれまでの諸問題
 2.国交樹立と対イラン包囲網という意味合い
 3.米国の中東における位置づけ(米国が仲介しているため)
本文では、パレスチナ問題のように国内の話(粒度が異なる)にもっていったり、ビジネスイノベーションというように中東和平とは関係ない論点にとんでいったりしており、社説の文書が散っていたな。


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