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草刈り、田起こし、夢迷子。

さて、季節は待ってくれないですね。笑

田んぼの所有者さんたちへの挨拶、田んぼの草刈り、
刈った草が枯れるのを待ち、
それをひたすら田んぼへ引き込み野焼きを繰り返す作業。

同時に水を引く水路の確保。休耕田といっても5年程度だったそうなので
父と、義理兄(農業大学を出ていてとても詳しい、心強すぎる!)が
水路に溜まった竹枝や木の葉の撤去、そして田んぼをぐるっと歩いて回り、
水の取り込み口と、排水口を確認、足りないところはパイプを追加。

そんな事をしていると、近所のおじいちゃん達が、

“今日は何が始まったかあ〜“と軽トラからにっこり顔を出してくれる。

交流の中でこの田んぼの性質を知る良い機会にもなるし、
父とひたすら作業をしているので
話しかけてくれると、気持ちが緩む、ありがたい。

そうして水路も確保でき、ついに、5月上旬に水をひきました!

5年休耕田だった田んぼに水をひいたところ。5月上旬。

達成感と、水に当たる風がさらに心地良いなと思うと同時に、
多様性に富んでいたあの緑と生き物達の棲家がこうなってしまったことに、
ふと、ごめんね、みんなの命があった場所だったよね。
そんな思いが一番に込み上げた。

この思いはずっと大切に持っておかないといけないな、と思い、今記録に残す。

そこから少しだけ、夢迷子。
私が、ここまで周りの人を、自然を、巻き込んでまでやりたいことって、
それだけ覚悟決めていたこと?

急に疑問を投げかけてくるもう1人のワタシ。

そう、公務員の仕事は、全て命令、規則ありきで動いていた。それで良かった。
そうでなければ統制がとれないから。そうであるべき仕事だった。
それ以上もそれ以下も求められない。

今はそうではない。自分で考え、今後は生活するための手段となるのかもしれない。
そう思うと、これから選択の連続をしてく自分に急にゾッとする思いが出てきた。

少しずつカタチになることが嬉しいはずなのに怖くもなる。

でもね、周りが助けてくれるという環境は本当に幸せなことで
私を少しでも信じてもらえているのだと変換することもできるのかなあ。

そうそう、自分を改めて知ることも必要。
そんなことを思いながら、
田植えに向けて1ミリずつ、進む日々。

どんな湧いてくる感情も、悪くない。全部わたし。

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