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42歳で不妊治療を終えた話

42歳2ヶ月にして、足掛け6年(記憶が曖昧ですがもっとかも?)続けてきた不妊治療にやっと終止符を打ちました!


元々40歳で不妊治療を終えるつもりでいたのですが、一人目を胚移植で妊娠した際に顕微授精で出来た分割期胚(受精卵)が2個残っていたので凍結保存していました。
その胚を諦めるか、不妊治療を続けるか…第一児を出産後はずっと保留にしたままモヤモヤとした日々を過ごしていたのですが、昨年(2022年)思うことがあり残りの2つの胚移植をすることを決意。
妊娠しようがしまいが、2回の胚移植で不妊治療を終えようと決めました。

1回目の胚移植は妊娠に至らず、昨日(2023年2月)2回目の妊娠判定日でした。血液検査の結果は陰性、妊娠せず。

この2回の胚移植中の投薬は今までの治療で一番しんどく、人生で経験した一番酷いPMSの症状を更に10倍濃縮したような感じで、心身共に思うように動かず胚移植したことを後悔したくなることもありました。
しかし決断出来ないまま胚を諦めることなったら「あの時移植していれば…」と別の後悔をしたと思うので、妊娠出来なかったことは残念ですが今はやりきった気持ちで一杯です。


胚移植を行った病院には2018年から通っていたのですが、長い間お世話になった看護師さんに最後に「ありがとう」とお礼が言えて良かったです。
その看護師さんだけでなく病院の医師、他の看護師、受付のお姉さん、そしてお会いしたことはないけれどエンブリオロジストの皆さんに沢山助けて頂きました。皆様のお陰で今の私たちと子どもがあるのは間違いありません。本当にありがとうございました。

2人目の不妊治療時は、
「もう一人妊娠したら仕事は?一人目の育児は?親の介護が始まったらどうする?二人育てながらフリーランスとして仕事を続けるのは難しいから廃業する?それとも子どもは二人共保育園へ預けて会社員に戻ってフルタイムで働く?それが本当に私のしたい働き方?生き方?」

…等悩むことが多く、人生がどう振れるかわからない、自分で決断出来ない期間は本当にもどかしかったです。

本当はこの不妊治療と妊娠への葛藤を夫婦間、男女間、社会全体で共有出来れば良いですが、世の中がなかなかそうならないのはとても残念ですね。
自分の子どもが母となり子どもを生む時には、そういう葛藤が減って、男も女もそれ以外の人々も、自分の生きたい人生を送れる世の中になっているように切に願っています。

(※トップ画像は妊娠判定前日、グッタリしていた中出かけた先で食べたタイ料理のカオソーイです(笑)。寒くて元気なかったけど暖かくて優しい味で身も心も癒される味でした。)


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