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海外ドラマ「ニュー・トリックス〜退職デカの事件簿〜」Season4

原題 New Tricks
製作 BBC
製作年 2007
キャスト デニス・ウォーターマン、アマンダ・レッドマン、アラン・アームストロング、ジェームズ・ボラム他
評価(10段階): ★★★★★★★★☆☆

あらすじ
ある誘拐事件の捜査ミスで左遷されたロンドン警視庁のサンドラ。刑事未解決事件捜査専門のUCOS(Unsolved Crime and Open Case Squad)のボスとして、退職した刑事を率いて解決に挑む。

Season2,3と物足りなさがあったこのシリーズ。Season4は第1話から楽しめた。
UCOSの面々それぞれの個性がいきていた。
ここにきて気がついたが、4人の組み合わせがその時々で違うのが良い。時には4人全員一緒、時には誰かが単独行動をとったりもする。

物語は前回の続き、ジャックが妻を殺した犯人を車で轢こうとするのを止めるシーンから始まる。

1. Causalty/癒えない傷
2. God’s Waiting Room/神を待つ家
3. Ducking and Diving/湖に沈んだ欲望 (ducking:ずぶ濡れ)
4. Nine Lives/猫屋敷の相続人
5. Powerhouse/燃え残った正義 (powder house: 火薬庫)
6. Buried Treasure/埋められた秘密
7. Father’s Pride/父のプライド
8. Big Topped/魔術師の死

今シーズンでは2話が個人的に一番好き。母の老人ホーム探しをするサンドラ。その老人ホームで過去に起こった事件を調査していく。
ジャックとジェリーが老人ホームに潜入。それもジャックが入居者、ジェリーがその息子という設定。2人が歌うシーンまでついている。

4話のタイトルnine lives。
イディオム、”a cat has nine lives”はなかなか死なない、しぶといの意。
女性が財産を猫に遺し、その最期の一匹が死んだことから起こる財産争いと、女性の死の真相。真相はなかなかえぐかったけれど…
この事件に関わるきっかけがジャックの遺言書の更新。更新を渋る理由に泣けた。亡くなった後に妻の名前が書類から消えてゆく。メアリーの名前を消したくなかったのだと。
いくつかの場面でジャックの優しさが沁みる。

信頼関係が確固たるものになってきている。何だかんだでサンドラの支えになっている3人。最終話でジャックから父の死の真相を明かされたサンドラ。真相を聞いてなお、父はそんな人じゃないと言ったサンドラだが、この先どうなっていくのだろうか。
それにしても、ブライアンに付き合う妻のエスターもなかなかの変人だ。

これまでの感想
ニュー・トリックス Season1 感想
ニュー・トリックス Season2 感想
ニュー・トリックス Season3 感想

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