見出し画像

海外ドラマ「野望の階段/ハウス・オブ・カード」Season1 首相の座をめぐる血も涙もない争い

原題 House of Cards
製作 BBC
製作年 1990
原作 マイケル・ドブズ
キャスト イアン・リチャードソン、スザンナ・ハーカー、マイルズ・アンダーソン他
評価(10段階): ★★★★★☆☆☆☆☆

画像1

デヴィッド・フィンチャー監督、ケヴィン・スペイシー主演でアメリカ版も製作された作品。

1990年にBBCで製作された本作はサッチャー首相の次の首相の座をめぐる争いを描く。
血も涙もないという言葉では言い表せない。強いていえば、現在放送されているテレビ朝日のドラマ、桜の塔に近い。
内容よりも、自国の首相になるかもしれない人物たちをこんなキャラクターにしたドラマが製作できる、そしてそれを楽しめる国民性がすごい。

強烈に印象に残るイアン・リチャードソンのアップの不敵な笑み。
アーカートが何度も口にするフレーズ。

You might well think that; but I couldn’t possibly comment.

たとえ指摘されたとしても絶対に自分は認めませんよという意味でもある。
アーカートを演じるにあたって、シェイクスピアのリチャード3世を参考にしたそうだ。
ドラマの結末は原作の小説とは違っている。この先のアーカートが怖くもあり、楽しみでもある。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?