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海外ドラマ「クロッシング・ライン」Season2 各国から集められた特別捜査チームがヨーロッパの国境を越えた犯罪に挑む

原題 Crossing Lines
製作 NBC
製作年 2014
キャスト ウィリアム・フィクナー、マルク・ラヴォワーヌ、トム・ヴラシア、ガブリエラ・ペシオン、リチャード・フラッド、ララ・ロッシ、ドナルド・サザーランド他
評価(10段階): ★★★★★☆☆☆☆☆

(以下ネタバレ含む。)

前回から続いていた縦軸のディミトロフとジェノヴェーゼが1話と2話でとりあえず落着。
ルイの妻のレベッカもICCの検察官に復帰。最初の方はすごく熱心に取り組んでいたみたいなのに、後半全く出てこなくなったけれど…

全体的に話がスッキリして見やすくなった。
前のシリーズではハックマンの刑事としての凄さがいまいち伝わってこなかったが、今回はそれが感じられた。
ジェノベーゼの回含めて、NYでの相棒のアマンダが登場する機会が多め。アマンダとくっつく展開になるよりは、個人的にはハックマンはシャリと上手くいって欲しかった。

個人的に面白かったのは8話の、トミーの一家が関わる話。
過去には強盗の仲間だった弟を見逃したりしていたトミーだが、家族と警察官との間で葛藤しながらも、最後には秘密のルートを教える。家族だからという呪縛からの逃れて、一回距離を置くのが良いのかもしれない。
それにしても、IRAがトラベラーズのネットワークを利用していたことがあったというのは驚きだった。

トラベラーズというのが掴みにくい。それは物語の中の仲間たちにとってもそうなのではないか。そのせいかアラベラ、セバスチャン、エヴァがいなくても成立する話だったのはちょっと残念。

他には巡礼道での事件も面白かったけれど、最後の事件含めて犯人がサイコパスのパターンがさすがに多すぎた。

海外ドラマに結構あるパターンではあるけれど、最後の結末がかなり唐突で強引。
今シリーズでICCは解散となり、アラベラを中心にセバスチャンが加わって新たなシーズンとなるらしい。創設者であるルイがあんな形で殉職してしまったのだからICCが終わるのはまあ仕方ない。
でも、エヴァはどうなったのか、何に巻き込まれたのか、次のシーズンではそれもなかったことになっているようなのでそれはちょっといただけない。

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