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海外ドラマ感想

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海外ドラマの感想まとめ。英国ドラマが多め。
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2021年5月の記事一覧

海外ドラマ「野望の階段/ハウス・オブ・カード」Season1 首相の座をめぐる血も涙もない争い

原題 House of Cards 製作 BBC 製作年 1990 原作 マイケル・ドブズ キャスト イアン・リチャードソン、スザンナ・ハーカー、マイルズ・アンダーソン他 評価(10段階): ★★★★★☆☆☆☆☆ デヴィッド・フィンチャー監督、ケヴィン・スペイシー主演でアメリカ版も製作された作品。 1990年にBBCで製作された本作はサッチャー首相の次の首相の座をめぐる争いを描く。 血も涙もないという言葉では言い表せない。強いていえば、現在放送されているテレビ朝日のドラマ

海外ドラマ「刑事ヴァランダー」Season2 BBC製作、スウェーデンの小さな街が舞台のミステリー

原題 Wallander 製作 BBC 製作年 2010 原作 ヘニング・マンケル キャスト ケネス・ブラナー、リチャード・マッケーブ、ジーニー・スパーク、トム・ヒドルストン他 評価(10段階): ★★★★★☆☆☆☆☆ ケネス・ブラナー主演でスウェーデンの街、イースター(Ystad)を舞台にしたミステリーのSeason2。 重厚と一言でいうが、イギリスのミステリーは救いのないものが多いと思う。 個人的には軽く楽しめるミステリーが好きなので、評価としてはどうしても低くなって

海外ドラマ「Vienna Blood ヴィエナ・ブラッド」SHERLOCKの脚本家が描く世紀末ウィーン

原題 Vienna Blood 製作 BBC 製作年 2019 キャスト マシュー・ビアード、ユルーゲン・マウラー他 評価(10段階): ★★★★★★★★☆☆ あらすじ 1900年代のウィーン。英国人研修医のマックスとラインハルト警部が怪事件や難事件に挑む。 世紀末ウィーンを舞台としているだけでもう個人的には面白い。 1900年頃のウィーンといえば一見華やかだが、戦争前で、人々の不満や社会の歪みが少しずつ浮き彫りになった時代。 マックス・リーバーマンはイギリスからウィー