英検1級対策<語彙力>

今日、改めて所有している英検1級の過去問を確認しました。
1996年からすべてあります。

あと1995年度用もありましたので1995年の過去問が抜けていますが、1991年から1994年もあります。
2001年度用は当時、書店で購入しました。
難しすぎて10年以上、手つかずでしたが、ブックカバーをしていたので保存状態は良好です。

英語はある程度のレベルを超えると、最後は「語彙力」の勝負だと思います。
Part1の語彙問題ももちろんですが、Part2-3の文章問題においても同じですね。
分からない単語が頻発すると、もうどうすることもできません。

今回受験するにあたり、文章問題で分からない単語は片っ端からチェックしました。
すると、Part1の過去問に出題されている単語が意外に多いことに気が付きました。
つまり、Part1の過去問を多くフォローすればするほど、Part2-3の対応力も自然とあがってくると言えます。
但し、「長文を読む」という行為自体、訓練を積んでおかないと本番で息切れしてしまいます。

よく「英検1級では普段、使用しないような単語が多く出題される」といった話を耳にすることがあります。
確かに、軽く会話するくらい、また少し海外滞在するくらいであれば、そのように感じるかもしれません。
しかし、次のようなステージに進む場合はその限りではないと私は考えます。
・英字新聞を読む
・英語でニュースを視聴する
・原著で本を読む

英検1級合格を目指している方であれば、英字新聞くらいには手を出し始めていると思います。
今時、新聞を購入しないまでも、ネットやアプリで海外メディアの記事をチェックしているのではないでしょうか。
そうしていると、英検1級で出題されるような単語をちらほら見かけます。
また、25年分の過去問をフォローしている私でも、初見の単語が結構あります。
但し、記事の見出しや文脈から意味が推測できるものがほとんどです。
従って、その単語を記憶したりチェックしたりすることはまずありません。
一応、スクリーンショットをとっていますが、画像がたまるばかりであまり役に立っていません。
(今後、活用予定・・・)

英語でニュースを視聴する場合にも同じことが言えます。
流し聴きをしていても「あ、この単語ってこういうときに使うのか!」といったことがたまにあると、「今までの(単調な作業による)勉強は無駄ではなかったかな」と思えて少し快感です(笑)。

最後に原著。
書店の入口付近におすすめのビジネス本などがよく積み上げられています。
よく見てみると、海外の書籍を和訳したものが結構あります。
その中で、気になるものがあれば著者をメモってAmazonで原著を探します。
興味があるテーマなので、ある程度スムーズに読めることが多いです。
まれに日本語訳の本を読むこともありますが、基本的には原著で理解してそれで終わりにしています。
読むペースは遅いですし、英検対策などをしている時はまず読みません。
従って、買ったのに読んでいない原著が今も2冊ほどあります。
ちなみに、一つは「Atomic Habits」です。
こつこつ、ぼちぼち読むのを数年続けていると、意外に結構な冊数になります。
「Die with Zero」や「Factfulness」も読みました。
どちらも、めちゃくちゃ良かったです。
前述の3冊、書店のビジネス本コーナーに立ち寄ったことのあるかたは、どれか一度は目にしていると思います。

いずれにしても、「語彙力」は「薄く、広く、長く」やらないとなかなか積み上がりません。
1度見たこと、もしくは調べたことのある単語は分かる可能性がありますが、見たことない単語は前後関係以外ではまずわかりませんからね。
確かに、接頭語や接尾語、アルファベットの字面で、なんとなく「肯定or否定」などの雰囲気が分かる場合もありますが、それはテスト本番の最終手段としておきましょう。

「過去問+普段の習慣」で語彙力を鍛えておけば、Part1の「4択」が「2択」に絞れるだけで、ずいぶん気持ち的にも違うと思うんですよね。
「2択まで絞れたから、これで落としたら仕方がない」と諦めもつきます。
それどころか「選択肢を絞れた=勉強の成果が出せた」と嬉しく感じます。
これが「4択の完全な山勘」になると、なかなか厳しいですし、それが3問、4問と頻発するとテンションと共に正答率も自然に下がってしまいます。

ちなみに今回(2023年第3回)、Part1は7問不正解でした。
うち2問が熟語問題で、残りの5問はいずれも最低でも3択までは絞っています。

思い出した様に書いて申し訳ないのですが・・・
過去問のPart1をやるときは、問題用紙(もしくは解答用紙)に必ず次のチェックを入れています。

選択肢で意味が分かっていて、答えではないもの→「/(数字をスラッシュで消す)」
答えに自信がない→「×」
少し自信がない、後で単語の意味を確認したい、2択の山勘→「✔」

つまり、ノーチェックのところを間違えるとヤバいってことです。
もしそれがあれば、問題、選択肢を要チェック。
「合ってる」と思って間違えてるわけですから。

このチェックを入れるながら、2~3回同じ過去問を解くことで・・・
「何回やってもまず間違えない」
「文章の内容を覚えている(だから正答できたorなのに間違えた)」
「初めは分かっていたけど、次はできた」
「何回も間違える」
「同じ単語(誤答)を選んでしまう」
など、イロイロ傾向が出てきます。
その傾向のなかで、苦手(=誤答を重ねる)なものだけを、いち早くノートに書き出すなどしてチェックしていけば良いと思います。

つまり「薄く、広く、長く」と前述しましたが、単純にそうしているだけではあまり効果が出ないと思います。
「量をこなしつつ、少し工夫をする」というのがコツです。
この「工夫」は書籍やネットで知ったものでも良いのですが、自分に合うように手を加えるのが重要です。
つまり「オリジナル勉強法」ですね。
この感覚が身につけば、実生活や仕事にも応用ができるようになります。
このプロセス自体が本当の「勉強」だと私は思っています。

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