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第三者認証の効用と今後

思わずハッとした。

「SDGsを仕事に活かす」のゲストにInstagram「サステラ」でサステナブルやエシカル消費について発信しているRyuさんの話である。
発信する目的も含めて素晴らしいお話であったわけだが、一番考えさせられたのがフェアトレード商品と認証ラベルの関係である。

そもそもフェアトレードとは、正当な労働環境下のもとで生産者に対して適切な賃金が支払われるようサポートされる仕組みである。

極論になるが、すべてのプロダクトがフェアトレードであれば、認証ラベルは必要ないのではと気付かされた。現状は区別するために認証ラベルが必要であり、日本ではフェアトレードの認知が先進国と比べても低い。
ジェネレーションZはこのような社会問題を認知しており、このような取り組みを真摯に行っているブランドを歓迎する。不幸にも、日本の人口ピラミッドは歪な構造のため、消費者の大半はジェネレーションXである。よって、ブランドのストーリーではなく、機能に共感する人が多い印象を受ける。

ちなみに、わたしがみんなにも是非体感していただきたいブランドの一つであるAllbirdsはB Corporationと呼ばれる認証を取得している。

B Coporationとは、ステークホルダー(従業員、顧客、サプライヤー、コミュニティ 、環境等)に対して社会的責任を果たすことと、経済的成長を両立しているビジネスに与えられる称号であり、狭き門であるようだ。つまり、利益を上げながら社会貢献を持続的にしなければならないのだ。ある種の大谷翔平みたいなものだ。
フェアトレード認証との大きな違いは対商品か対企業の違いといったところだ。
詳細はこれから調べるとして、少なくとも日本企業ではまだ片手で数えられるほどの企業しか取得しておらず、わたしの知る企業は一つもなかった。

商品にとっても企業にとっても、このような認証の必要ない世界が究極的のあるべき世界なのかもしれない。

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