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どん底の精神状態から這い上がった方法10選


単身でゆかりのない国に飛び、そこで紹介されたビジネスパートナーに騙され今まで受け持っていたプロジェクトが全て終了。

お金、信用も同時に失う。

ここから一時期反芻思考でおそらくうつ状態に陥っていた時に、ルームメイトのアドバイスやネット・本で知った情報を実践。

少しずつ元気を取り戻しました。


その時の方法について備忘録も兼ねて書き残します。

この方法の実践が立ち直るための大きな助けとなりました。

今現在同じような状況の方に届きますように。


1. 部屋に閉じ篭もることはやめ、とりあえず家の広い場所や外に出る。

部屋に閉じこもっていると、自分の心も閉じこもっちゃう。
外に出ることで、自然に触れたり、新しい出会いがあったりすることで、気分転換にもなります。

私は午前中近所の緑が多い公園をほぼ毎日散歩してました。
芝生で遊んでる人たちを見て、他の人の人生を想像して気分転換できたりとか。
楽しそうにサッカーしてる人たちを見て、こっちも楽しくなってきたりしたなあ。

あと、私のいた国は知らん人に話しかけるハードルが低いらしく、スーパーでお買い物をしてたらスマホ見て爆笑してたおじいちゃんが私にスマホの画面を見せてきて「な?おもろいだろ?」的な感じでちらちら見てきて笑ってしまったw

あとは街のストリートアートを見に行ったりしてた。
1ヶ月とかで描き変わるとかザラ。
この壁は生きてるんだなあと感心したなあ。


2. 早寝早起き、朝日を浴びて規則正しい生活のリズムを作る。

不規則な生活をしていると、身体だけでなく精神も疲れてしまう。

朝起き上がるのが億劫になるとその後の一日も「もう今日はいいかあ」と諦めがち。
特に私もそうなんだけど、完璧主義の人は気をつけて。

朝日を浴びてセロトニン出すのめっちゃ大事。
私は朝起きたらリビングの開き窓を全開にして風を入れ替えてたよ。
吹き抜ける風を全身で浴びると気分が変わる。

夜はシャワーかできれば湯船に入って体を一度温めると
その火照りが冷めた頃に自然に眠くなってくるよ。


3. 家の中の掃除など、何か小さなことでいいから続けてみる。

小さなことでも続けていくことが大事。
少しでも続いたら自分を褒めてあげることで、ちょっとずつ「自分、やるじゃん」って感覚になってくるよ。
加えて、その作業に集中している時は何も考えなくて済むからその時間を増やしていくうちに少しずつぐるぐる思考をコントロールできるようになった。

私は朝起きたらトイレ掃除をしてた。
最初は便器を拭く順序にとまどってしまって時間がかかったけど、しばらく続けていくと自然と体が動くようになる。

自転車に乗る練習したときもそうだったよね。
おんなじように、「どんな物事でも続けていれば必ずモノになるんだ」という確信が持ててすっごく心が楽になったのを覚えている。

テーブルを拭く、植木鉢に水をあげる、なんでもいい。
ぜひやってみてこの実感を心から感じてほしい。
やっぱり体験に勝るものはない。


4. 「〇〇さん、大丈夫!」と自分に声がけ。

自分に対して優しく接することで、自己否定の思考回路を断ち切れるようになる。
私のルームメイトは毎朝イヤな職場に行く前に「〇〇さん、大丈夫!」って何回も自分に言い聞かせてるって言ってた。
めちゃくちゃメンタル強い人。


5. 料理をして、栄養バランスの良い食事を心がける。

栄養バランスが整うのももちろんそうなんだけど、料理をすること自体が気分転換になる。科学的なエビデンスも出ている。

料理ってレシピを見てどう進めていくか頭でシュミレーションしたり、実際に包丁に注意を向けながら食材を切ったり、いろんな作業を同時に効率よく進行したりするから「今、ここ」にすごく集中しやすい。
マインドフルネスってやつね。

20分間具が焦げないように鍋を見張ってなくちゃとか。
少なくともその瞬間は鍋のことに集中できて他の不安とかの気持ちを感じなくて済む。
こうやって少しずつネガティブな気持ちから自分を切り離してあげるの。

6. 溢れてくる感情をそのままノートに書いて燃やす。

今考えると本当に大人気なかったなあと思うんだけど、どん底の時、負の感情の処理の仕方がわからず、周りの人に当たってしまった。
そういうやり方での解消方法しか今まで見たことがなかった。
これで何人親しい人を失ったか。

それで周りとの関係も悪化し、このやり方じゃいけないんだと気づいた後、色々調べて行き着いたのがノートに自分の感情をただただ書いていくというもの。

ノートは誰にも見せずに自分の闇の部分やドロドロした部分も全部さらけ出して文字にしていく。
最後はそれをライターで燃やした。
その火を見つめていると、不思議と感じていたはずのその感情も自分の心からノートに乗り移って炎と一緒にすうっと消えていく感覚があってすこし落ち着いた。

心理学的にはエクスプレッシブライティングという名の手法。
効果などの詳しい説明はコチラ↓


この記事には後で書いたものは見返すと良いと書いてあるが、私は個人的に吐き出した負の感情をまた見てイヤな気分に引きずられるのがイヤなので、最終的に下のアプリを使うことに落ち着いた。

実際の連絡帳から感情をぶつけたい相手を選んで疑似メールを送信できる。
連絡先を知らなくても自分で名前を入力することが可能。
それで色々書いた後に送信すると、海か空にメールを投げるエフェクトが、、、!
これがなかなかに爽快(笑)
実際に相手にメールを送る手順と一緒だからスッキリ。
履歴も残らないし、私にはぴったりでした。

他にもグチにAIが共感してくれる疑似チャットルームのアプリとか、色々あるから自分に合ったものを探してみてね。


7. 起こった出来事を無理やり「おかげで」変換してみる。

「おかげで」という言葉は、人生に起こる様々な出来事に対して、肯定的な捉え方をすることができるフレーズ。

例えば、「仕事を失った」という出来事に対して、「おかげで自分自身の将来について真剣に考えるきっかけになった」という感じ。

成功してる人って間違いなくこのマインドを意識的にか無意識的に持っている。これを現状を乗り越えるパワーにしてる。

それでノートにこのおかげで変換をアウトプットしていると、悪い出来事も全て今の私を構成している大切な部分だと気づくことができた。

あのどん底を乗り越えたからこそ、今私は自分のことがより愛おしく思えるようになったと胸を張って言える。
あの出来事が私を変えてくれたと。


8. 誰かに話を聞いてもらう

自分だけで解決しようとするのは大変だし、そもそも自分1人の力じゃどうにもできない状況というのがどん底というもの。
勇気がいるかもしれないけど、そんな時は信頼できる友達、家族、カウンセラー、SNSやアプリの人たちなどに話を聞いてもらおう。

私は外国にいたのでお母さんに毎日レベルで電話して話を聞いてもらっていました。普段はそんなに悩みとかを相談することなかったから、見方を変えればこれが関係を深めるきっかけになった。
お母さんのキャリアの話とか、その時の悩みとか、こんな機会がなければ聞くことはなかったと思う。

自分が抱えている問題を誰かに共有することで、気持ちが楽になることもあるよ。また、相手からもらった自分にはない視点のアドバイスが状況を改善する大きな手がかりになることもある。

自分で解決できないからこそ壁を乗り越えられずに困っているわけで。
そんな時はじゃんじゃん自分の外側に答えを求めてみよう。
そして大切なのは、それが信頼している人からのアドバイスなら、素直に従って実践してみること。

結局現状を変えられるのは自分の行動だけ。
すぐに結果が出なくても落ち込まずに目の前のことに集中すること。
やってみて違ったらその時にやめれば良いだけだから。


9. 自分自身を許す

これがどん底の中で学んだことの中で1番大きかったかもしれない。
失敗や挫折があっても、自分自身を責めたり、自己嫌悪に陥るのは何のメリットもない。
今思い返せば、私はそうやってそれを立ち止まって動かない言い訳に使っていたんだと思う。
そんなことしていても何も現状は変わらない。

自分を受け入れ、自分自身を許すことが大切。
誰にだって過ちや後ろめたいことはある。
だって人間だもの。

大事なのはそこから何かを学び取り、それをのちの人生に対する教訓にして生きていくこと。
同じようなことで苦しんでいる人がいたらこの知恵を使って救ってあげること。それがせめてもの貢献の仕方だと思う。

10.本を読む

日々を過ごす中で、Kindleを持ってきていたのでどうしたら良いのか答えを求めて本をたくさん読んだ。その中で特に個人的に読んで良かったという本を紹介しておく。
どちらもKindle Unlimitedで読めるので機会があればぜひ。

  • 反応しない練習 草薙龍瞬
    ブッダの禅の教えから、ラベリング法などの負の感情に対する取り扱い方を具体的に示してくれている本。「相手が目の前にいないのにまだ怒りがあるとしたら、それは妄想である。」という考え方には衝撃を受けた。
    妄想から離れ、目の前のこと、自分の人生に集中する方法を私たちに理解しやすい言葉で説いてくれている。
    https://amzn.asia/d/2ctp4B1

  • どん底はツキの始まり 西田文郎
    Kindleで「どん底」と打ったら結果に出てきた本。のちに西田さんが青汁王子がバイブルとして紹介したことで有名な「強運の法則」の著者であることを知る。強運の法則は定価15000円するけどこれはサブスクに入ってれば無料で読めるっていうのも魅力。これで「自責と他責」や「ピンチはチャンス」という概念に出会うことができた。
    https://amzn.asia/d/9Co3Ntf



最後に

もし今あなたがどん底にいたとしても安心して欲しい。
それはずっとは続かないから。

万物は諸行無常で、何一つ変わらないものはないのである。
これを良い機会にじっくり自分と向き合ってみて欲しい。

この時期にもがいて何かしらの知見を得られた人は強いと断言する。

いつだって人間に深みをもたらすのは苦難と逆境である。
おじいちゃんおばあちゃんに人生のことを聞くと、みんな大変だったことをすごく嬉しそうに語るらしい。

「大変」とは「大きく変わる時」
逆境を受け入れ、自分をそれに適応させた時、人生に対して新たな視点を得られるだろう。

その視点はあなたの今後の人生をより深みのあるものにしてくれる。

ありきたりな言葉だが、神様は乗り越えられる試練しか与えない。
あなたはその逆境を乗り越える見込みがある、と神様に判断された選ばれし者。
だからきっと大丈夫。


どんな感情もこの世でしか味わえないエンターテイメント。
それを味わえること自体が実は「有り難し」こと。

人間として生まれたことに常に感謝を。

どうせなら楽しめ。


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