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ティッシュ1枚の優しさ

いい肉の日(11/29)に我が家で起きたプチ事件と、そこから思い出した行動することの大切さについて書きました。


「いい肉の日はお肉を食べよう!」ということで

その時私は唐揚げを揚げていました。

すると不意に鼻水がツツツーっと!


まずい!

でも今はココを離れられない!

HELP!


慌てる私に気付いた娘が、ティッシュを1枚持って走ってきてくれました。

そして丁寧に私の鼻につっペをして

「これで安心♡」とご満悦

私は落ち着いて唐揚げを揚げきることが出来ました。

(ここからが本題です☆)

その時、20年前のある日の母を思い出しました。


クリスマス間近のある日、私は母と二人で駅の待合室で電車を待っていました。

隣には、駅のストーブで暖を取る浮浪者らしきおじさん。

私は横目でおじさんを見て、嫌だな、と思っていました。


そして事件が起きました。


おじさんが大きなくしゃみを一発。

と同時にたっぷりの鼻水が。。。

でも、おじさんは手のひらで鼻の辺りを押さえるだけで一向に鼻水を拭こうとしません。


周囲の人も間違いなく気付いてはいたのですが、冷やかな視線を送るだけでした。

いやーな沈黙の時間でした。


すると母が

おもむろにティッシュを一枚取り出し

「使ってください。」

とおじさんに手渡しました。


沈黙を破った母の言動に私はただビックリ。


おじさんも一瞬驚いて止まっていましたが

「ありがとうございます」と言って

ティッシュを受け取りました。

その後、

バッグに入っているありったけのポケットティッシュをおじさんにプレゼントして

私達は電車に乗り、家に帰りました。


どんな事情があるか知らないけれど

目の前で困っている人がいる。

私は少し勇気を出すだけで

その人を助けられる。


せっかくこの大切なことに気付いたなら

その気持ちを表現せずにモヤモヤや後悔を残すのはもったいない。

大切なことに気付けた自分に

「ありがとう!私ってステキ☆」と思いながら

勇気を出して

愛ある行動をしてみればいい。


たかがティッシュ1枚。

されど1枚のティッシュですね。


いよいよ今週末開催です。

あなたと対話できたら嬉しいです。

今日もごきげんな1日を。




サポートをいただけたら、とても嬉しいです。 哲学対話の面白さを多くの方に体感してもらえるように、これからも私らしく活動を続けていきます。いつか哲学対話の場でご一緒できたらすごく嬉しいです。 よい一日を。