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【カナダ】州移動を検討中にぶち当たった問題

2023年ぐらいからカナダの永住権はさながら戦国時代のような状況で、コロナ前の傾向を参考にしてでは取得できない状況になってきました
私の状況をザクっというと

今の職業のまま、今の居住地(バンクーバー)にいて、今持っている就業ビザの期限までに永住権が取れる可能性はたぶん1%未満

という感じです
(あくまでこれは私の話で、その人の職歴/学歴/居住地とかで変わるので自分の可能性はご自身でご確認ください)

私の場合、カナダにいる間は今の職業で頑張りたいと思っているので

  1. 住む場所変える

  2. 永住権諦めて、同じ居住エリアでビザ期限まで修行して帰国

という選択肢かなと思ってます
2はいつでも選択できるので、とりあえず1からやってみよーということで住む場所を変える決断をしました

住む場所を変える場合、州を変えず都市だけ変えるという方法と州自体を移動してしまう方法があるかと思います
私の場合、住んでいたバンクーバーのあるBC州は留学生にもワーホリの人にも人気の街で、トロントのあるオンタリオ州同様、永住権州推薦プログラムがポイント制を取っており、更にそのカットオフポイントがどんどん上がっている状況
自分のポイントを計算してみてもかなり厳しい
その上、BC州は医療従事者等一部優先職種を優先して永住権を出していきたいという方針がありありと見えるので、優先職種ではない自分が有利になる可能性はそんなに高くないと踏んで、別州に移ることにしました

どの州が永住権が取りやすいかという点で言えば、2024年3月現在「どこも取りにくいけど、各州制度が違うから自分で調べましょう」としか言えません
その人の学歴や職歴でどの州が一番可能性が高いか変わってきますしね

私は当初いろんな方や移民カウンセラーにお勧めされた州に行くつもりだったのですが、急に心変わりして友人のいる別州の街に移動することに決めました
もうどこの州でも難しいのだから、誰も知り合いがいない場所で孤独に戦うより、友人のいる街で過ごしてダメなら諦めようと割り切れたことが決断の大きな理由です

そんなこんなで、急遽行き先を変更した私
行き先を決めればあとはいろいろ手配するだけと思いきやいろんな問題にぶち当たりました
あくまで私の体験例(単身の州移動)ですが、紹介しようと思います


州移動検討時、降りかかってきた問題達

問題1  荷物の量

すでにカナダで2年半過ごしていたこともあり、最初に来たときより荷物が大幅に増えていました
州移動前に一度日本に帰っていたこともあり、引越しには持っていかないけど、捨てるには惜しいものは日本に持ち帰っていたのに、それでもまだ荷物は大量
いくら友人のいる土地に行くとしても全ての移動の過程で自分が運べる量の見極めは重要
移動の課程で誰の助けも得られない場合、スーツケース3個を一人で持ち歩くことは私には防犯上厳しいと判断しました
そこで、私の場合は2個のスーツケースとバックパックを持って行き、それ以外は送ることに
友人宛に送ることができるというのも安心要素の一つだったのでありがたかったです
郵送に使ったのはカナダポストです
FedexやUPSという選択肢もあると思いますが、私は現地の友人の勧めもあり、カナダポストを利用しました
2個のスーツケースに詰めるのも一苦労ですが、それ以外の荷物をカナダポストに持ち込むのも一苦労。。。
結果的にバンクーバーを出るときも、現地到着時も友達が助けてくれたのもあり、不安を感じることなく移動できましたが、それでも重労働でした
誰も知り合いがいない土地に一人で行く場合、これ以上に大変なのかと想像するだけで「もう引越しはなるべく避けたい」というのが本音です。。。

問題2  荷物の大きさ

想定外だったのはカナダ航空会社等の受託手荷物のサイズ制限が日本と異なる点です
JALやANAの場合、国内線の受託手荷物のサイズは国際線と同じ
そして、サイズ制限は3辺の合計で決まります
比べて、エアカナダやウエストジェットは国内線受託手荷物の大きさは国際線のサイズより小さく、3辺それぞれのサイズ制限があります
ちなみに私のスーツケースだと2個ともサイズが超えるので、超過料金を払う必要が、、、
ちなみに超過料金は100ドル/個です
(つまり私の場合、航空券代+200ドル)
また空港からも移動があったため、飛行機を利用するとかなり高額になることに
いろいろと比較検討した結果、他の移動手段を使うことに決めました
多くの荷物を運べるということで良かれと思って買ったスーツケースが超過料金の対象になるとは想定外でした。。。

問題3 健康保険

州を跨ぐ移動をする場合、カナダの健康保険は州がそれぞれ管轄する為、移動前の州保険のルールと移動先の州保険のルールを事前に確認した方が良いかもしれません
州によって加入ルールが異なるのですが、多くの場合、移動後待機期間が存在します
私の場合、移動先の健康保険加入要件として、その州に引越してきた証明が必要なのですが、仕事も内定した訳でもなく、友達の家に転がり込む形で移動することから、雇用契約書も賃貸契約書もないので、移動先の州の健康保険に切り換える書類がない状態
友人達は元々いた州の保険でなんとかいけると思うと言ってくれていましたが、万が一何か起こったときに自分の保険の不備で実際に緊急治療が必要なときにトラブルにあいたくないという思いもあり、ひとまず州外旅行用のprivate insuranceを契約することにしました。
私は単なる心配性なだけなので、このような対応をしましたが、実際は出たとこ勝負で移動前の州保険のみで乗り越えることも可能なのかもしれません

上記以外にも運転免許や電話番号を移動先の州に変更するか等の細かい話が出てきます
私は運転免許証については健康保険申請時もしくは職場の試用期間を超えた段階で検討しようかなと思っています
電話番号については不便になったら考えようと思います

以上が私が州を越えて引越ししようと思ったときに経験したことです
恐らく家族で移動される場合は引越し荷物の規模も変わるでしょうし、お子さんがいる場合はお子さんの学校のこともあると思うのでもっと大変でしょう
引越し前に現地に住む人で知り合いがいればいろいろ聞いてみることをお勧めします

また、人口1万人以上の街に引越しする or 私のように現地に頼れる友人がいる人は仕事も家も決めずに移動しても何とかなるかもしれませんが、かなり小さい街に引越しを検討されている方は慎重な戦略を取られる方がよいかもしれません。。。

私は無事引越しできたのも友人達のおかげとしか言いようにありません
この街で落ち着けますように

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