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✨よくここまで我慢したね… 前半✨


〜中学生の頃…〜

⁡部屋の外では、義理の父と母が言い争いをしています。

⁡その声を聞いて
わたしは思わず布団を頭から被ります。
そして、声が聞こえないように…
頭の中で大声で歌を歌いました。

⁡何にも聞こえていないよ…
すぐおさまりますように…
そんなふうに願いながら…。

⁡どこの夫婦でもたまには喧嘩をします。
そして、喧嘩が良いとか悪いとかを
言いたいわけではありません。

ありのままをただお伝えしたいだけなのです。

〜ある日の夜〜

⁡いつものように妹とTVを見ていたら 
突然息ができなくなりました。

「あっ、まただ…」
「今日はどれぐらいかかるかな…」
「早く治まってくれたらいいけど…」
わたしは、頭の中でそうつぶやきました。

なんで息が吸えないかというと
息を吸うと左の脇腹を太い針で刺されたような…
ものすごい痛みを感じるからです。
何度も…何度も…
「ブスッ…ブスッ…と…」

「痛い…、ものすごく痛い…」
「ハァ…ハッハッ…ハッ…」

もう、あまりの痛みに上手に息が吸えません。
早く新鮮な空気を吸いたいのに…
だけど、痛くて吸えないのです…。

そして、あまりの痛みに耐えきれず…
次から次に涙がポロポロ…ポロポロと流れてきます。

実は、今回が初めてではありませんでした。
これまでに何回もこの痛みと戦ってきました。

その発作は、短くて5分、長いと15分以上…
ずっとその痛みに耐えなければなりません。

軽い痛みのときは、すぐに治ったりしていたので
妹に知られないようにして隠していたこともありました。

⁡ですが、今回の発作は、いつもと違い長いものとなりました。
妹の顔は、どんどん不安そうな顔になります。
そして、ついに妹は、義理の父に助けを求めることにしました。

⁡義理の父は、働いている母に連絡をしました。
そして、母と一緒に夜間の救急に行くことになりました。

「あぁ…また、迷惑をかけてしまった…」
「お金もかかるのに…」
頭には、そのことが浮かんだりもしましたが、
とりあえず、ものすごく痛くて…
そして、ごめんなさい…
わたしは、こころの中でそうつぶやきました。

⁡診察までは、何時間も待つことになりました。
その間にわたしの発作は不思議と治り、
だけど、念のためにレントゲンを撮ることになりました。

⁡その結果はというと、異常なし。
お医者さんからは
「思春期ということもあり、多分ですがストレスでしょう…」

そういう診断結果となりました。

⁡その後も、幾度となくその発作は起きました。
ほんとうに突然、まいぶれもなくその発作は襲ってきました。
ものすごい痛みと一緒に…。

⁡だけど…
当時のわたしは、ただのストレスだから大丈夫…。
そんな風に感じながら…
誰にも知られないようにして、その痛みに1人で耐えながら
発作が治るのを静かに待ち続けたのでした。


-つづく-

これは、大切な“あなた”に贈る…
わたしの物語のほんの1ページのお話… 📖✏️

では、いつものように
最後の言葉を言わせてくださいね😊

はい、🤗
決して怪しい者ではないですからね😎

そして
これからも書いていきます✏️

最後まで読んでくれてありがとう。
Yuzu.yuzu.. “なみ”

2022.05.19.  Instagramより

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