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初ライブがここでよかった、本当に。――Creepy Nutsワンマンライブ「かつて天才だった俺たちへ」追加公演3/23を終えて

 こんにちは、ゆずやまです。

行ってきました。Creepy Nutsのワンマンライブ。追加公演。
私の人生初のライブ、彼らに捧げてきました。

11月の武道館ライブは外れちゃって悔しかったので今回行けてめちゃくちゃ嬉しかったです。
正直、当たると思ってなくて、しかも東京だしなあ……と悩んだんですけど、やるなら応募だけしておくかっていう気持ちでえいやっとポチッたんですよ。いやあ、珍しいこともあるもんだ……。今年の運使い果たしてないといいんですけどね……。


当日、午前中にあった予定が想像以上に押した結果乗るつもりだった電車に間に合わず、予約した飛行機代をドブに捨てるという苦いハプニングもありましたけど(私の5000円……)、同じCreepy推しの友達に背中を押され追加でお金出して新幹線でやって来ました(さよなら1万4000円……)。

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東京。お台場周辺に来るのは小学校のとき以来でしたけど、本当にすごいですよね。建物が何でもかんでも高くて、19歳児の田舎者DNAを持つ私はテンションが上がるわけです。もうすでに楽しい。フライングもいいとこですけど笑


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とはいえ、東京ガーデンシアターです。
当たってから場所確認したんですけど(そのくらい当たる気がなかった)、埋め立て地にあって、近くにショッピングモールがあったので、ちょっと寄り道してから入場口へ。


と、その前に。グッズを買っていきましょう。
めちゃくちゃ金欠なもので、迷った末、タオルとステッカー、あとガチャを1回だけ。総額3000円。うーんひもじい……。

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ガチャの結果はゴムのバンド(赤)。CDジャケットのキーホルダーが出たらなあと思ってたけど、さすがにそう上手くはいかないですね。まあこれはこれでライブっぽくてよいです。もう今の私なんでも楽しいので。無敵です。

検温やらチケット確認やらを済ませて、会場に入ると、想像の何倍も大きな空間が広がっていました。バルコニー席が2段重なってて、アリーナもずらぁっと、数え切れないほどの椅子が並んでて圧巻でした。
そんな中、これまた幸運なことに、ステージほぼ真正面に席があり、「近すぎる……!」と感動。新幹線代払って来てよかったぁ……と。本当に欲に従っといてよかったです。

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開場直後に入ったので、ここから1時間ほど経ったあとに開演。

午後7時、照明が落とされて、R指定とDJ松永が入場してきます。本物です。

1曲目から「ヘルレイザー」でかっ飛ばしてきた2人。喉からCD音源のRさんはもちろんのこと、松永さんの世界一の手腕がやっぱり光りますよね。やっぱりターンテーブルはステージにあるべきもので、あそこが松永さんのホームなんだなあと思わされました。手さばきもちらちらと見えてたんですけど、やっぱりかっこいい。何してるかは全然分からないんですけどね。

で、さらっと流してしまいましたけどRさんの喉は本当にCD音源でした。怖い。360°ギラギラしてる照明に囲まれてあんなに汗だくで、しかもステージを右へ左へ動き回って。それであれだけのクオリティが一体どこから出てきてるのか本当に謎。すごい。肺活量とか舌とかが化け物なんだと思うんですけど、ひょえ……ってなります。

あとやっぱりMCもしっかりしてる。前半は松永さんと2人で喋る感じで、客の拍手の長さに触れてくれたり、ライブはナマモノだから必ずどっかしらでトラブルが起こるよね〜みたいな話もしてました。「ラッパーは全員メンヘラ」とかいうパワーワードも出てました。

一方の後半では、主にRさんがひとりで喋ってました。どちらかと言うと「語る」というか。前半でした話を汲みつつも、自分たちがどういった思いでラップを、HIPHOPをやっているのか。詞を書いているのか。曲を作っているのか。ライブをやっているのか。そういったCreepy Nutsの「核」の部分が垣間見えました。

彼らは確かにすごい人だけれど、やっぱり人間で、日夜様々な悩みを抱えて、苦しんだり悔しい思いをしたりしていて。その中で「自分今調子いいな」と思うことがあっても、それも短い時間で。それほど私たちと、私と変わらない感覚で生きているんだ。そう思いました。弱さを、人間の等身大な部分を言葉にして、曲にして届けてくれる。Creepy Nutsの魅力のひとつはここにある気がしますね。


以下、私の特に気になったRさんの発言です。完全な引用ではないですけど、ライブに行った人も行けなかった人も、自分の中で咀嚼してみるといいのかもなと思ったり思わなかったり。

・Dr.フランケンシュタインは「卒業ソング」
・人のために詞を書いたことは無い、(リリックを)作るのは自分のセラピー
・書くことで自分が何に傷つき、苦しんで、何を誇りに生きているのかが見えてくる

あと思ったのが、主演2人がすごいのはここまで語ってきた通りですけど、他の人、つまり裏方さんの存在ですよね。

身体全身に響くような低音域を作り出すことをはじめ様々な調整をしてくれているのであろう音響さんや、楽曲のリズムや松永さんのDJプレイに合わせた明滅や色彩を演出する照明さん。本当にすごいですよね。

そのひとつひとつに人間の様々な技術が詰まっていると思うと胸に沁みるというか。高校時代の演劇部での経験があったからですけど、こうしたことに注目できる自分でよかったなと思います。

なんか今回「よかった」しか言ってないですね……。語彙力のなさがバレますけど、もうそれ以上の言葉が出てきませんでした。

コロナ禍が明ければ、もっとたくさんのアーティストが、もっとたくさんライブをしてくれるでしょうし、祭りやイベントもたくさん行われることになるでしょう。
でもやっぱり、今回の経験は私の中で、一生色褪せないものになります。絶対に。


初ライブをCreepy Nutsに捧げられて、本当によかった。


長くなりましたが、今回はこの辺で。ではでは。

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