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幼少期に虐待していた毒親が離婚するらしい。~教育されなかった俺の懺悔~

前回の記事で自分が毒親育ちなのは記事に書いた。

結婚生活○○年、父母が離婚するらしい。
理由は詳しくは聞いていないが、きっと父のモラハラだろう。

父は給料を家に少ししか入れず、自分の娯楽ばかり使っていた。
リコーダーも買ってくれなかった、いじわるな親だ。
父の趣味がバイクで、一軒家の駐車場にはドゥカティとBMWがあった。
休日はバイクいじりかツーリング。

決して裕福ではなく、
家族で旅行に行った記憶はほとんどない。

NHKで夏休みに空港でインタビューされる家族をテレビで見ながら、こういうリッチな人達もいるんだ……と思ったのは懐かしい思い出だ。

さすがに演出であってほしい。

習い事は公文しかしたことないが、
なんで勉強すんの?大人になっても使うの?電卓あるし意味なくねーか?という私のアンポンタンな質問に両親はヒステリックになるだけで説明できなかった。

ここで面白い話がある。

他人(友人)の影響57%受けるというはなしだ。
例えばヤンキーとつるむと自分も57%ヤンキーになってしまうのだ。
(※昔本で読んでうろ覚えなので細かいところが違ったらサーセン)

よくドラマで親があの素行の悪い子と遊んじゃだめ!と叱責するシーンがあるが、
子供がなぜ?と問うと
なんででも!!とヒステリックになるシーンがある。

家なき子より

きっと、本能としてこの人と付き合うとロクな事にならないとわかっているのだろうが、うまく説明できずにヒステリックになってしまい叱責してしまうのだ。

しかし、

「57%の確率で影響されるから、ヤンキーと絡むとヤンキーになるんだよ、それでも付き合いたいのか自分が決断しなさい。嘘だと思うならスマホで調べてごらんよ」
と具体的なエビデンスがあることを冷静に子供に説明ができればどうだろうか?

ヒステリック毒親に育てられた私は見事に歪んだ人生を歩んできた。

日本史の授業中、先生に

「私は明日明後日という未来をずっと生き続けるのになんで授業で過去を振り返るん。織田信長が本当に存在していたか誰も分からん、全て映画のような想像で嘘かもしれないし今の研究家もその時代を生きてないんだから誰も分からんくね?」

「ネアンデルタール人からホモ・サピエンスに進化して現人類が誕生したって教科書に書いてあるけど、途中進化してる人骨は一切見つかってないのになんで先祖って言いきれんの?宇宙人がホモサピをピピピって操作したんじゃねーの?」
(※未だにネアンデルタール人→ホモ・サピエンスに進化途中の人骨は見つかっていません。知らんけど。)

しまいには、デカい石を小学校の屋上から何ヶ所からか落としたらどんな落ち方になるのかが気になって、
柵を超えてデカい石を落としたら、足の指に命中して親指の爪が剥がれて阿鼻叫喚。
救急車で病院へ。親を呼ばれ叱責されたものだ。

小1にして、1人でピサの斜塔実験をしていた。

と、めちゃくちゃなガキだった。

そんな中、変人が東京に紛れるというのはなんてことなくて誰でも受け入れてくれることが心地よかった。

上京して思ったことは、
【東京はお金があれば楽しい】ということ。

○○にいた時は、変な奴だという理由で崖から突き落とされて骨折したこともある。
今でも右腕がポキポキなる度に思い出が蘇る。
親にブスだったから突き落とされたんだよと当時言われて自分の故郷が大嫌いになった。
味方がいない故郷。
自宅でさえ叱責の場であった。
過去に戻りたくない。ただ振り返らずに○年。
私は完全に○○(故郷)を捨てていた。

こうして家を出てから○○年、1度も帰ることはなかった。

数年経ち、父母が離婚するという話を聞いて、
○年振りに母に再開した。

昔虐待していた、シンデレラに出てくるようないじわるな継母のような姿だったのに、すっかりしぼんで小さくなった母を見て○○年経ったんだという月日を感じた。

しかし私は親を許せないから一生許さないのだ。

財産分与後に母は上京する予定らしいが、一筋縄ではいかずトラブル続きらしい。
愛し合っていたのに不思議だね、と言うとしぼんだ母は「仕方ない」の一言。
若くして彼らなりに育てた子ら(兄弟)は完全に無視。
財産分与後の資金が無くなったら孤独死になる将来が不安な様子だった。

自分たちがやってきたことは全て自分に返ってくるんだよ、と伝えたが母は聞いてるのかうやむやにボケボケしていた。
無知で家族を形成するとロクなことにならん末路だ。

現在私は○○歳。
なぜ人は歴史を勉強するのか?令和になっても大河ドラマが放送される理由、ドキュメンタリー番組がある理由、あらゆる歴史を勉強する機会があること。
なぜ歴史の勉強が必要なのか、明確にこの歳になって理解出来たので説明する。

人は本当に愚かな生き物である。
いけないことだと理解していても同じ過ちを繰り返しまた失敗する。

授業で豊臣秀吉が何年に天下統一した。
だからなんだというのか。
この知識は何の役に立つのか
テスト勉強のために語呂合わせで覚えるお勉強で止まっているなら、歴史の授業は無意味だ。
社会的に非常〜〜に使えるツールこそが歴史なのだ。

・豊臣秀吉はどうやって天下統一したか。
・天下統一の過程でどんな難題があって、どうやって解決したのか。
・また、何を失敗したか。その原因は何で、どうリカバリーしたのか。
・なぜ成功できたのか。その条件は何だったか。
・それによって社会はどうなったのか。
・織田信長ができなかったのはなぜか。

… といった原因が何で、どう対策した。
そういう考察をするものだ。

歴史というのは小中高で教わる全科目の中で一番役に立つ。
なぜかというと、歴史というのは人間の成功・失敗の事例集だからだ。
先程も書いたが、歴史は繰り返すという言葉もある位で、人間の行動パターンなんかたかが知れている。
それを知ることで、同じ失敗を避けたり、過去の成功者と同じような成功を手に入れることが可能になる。
そのためには、「誰々が何年に天下統一した」を丸暗記するのは意味がなく、どうやって統一したのか、なぜできたのか、という 理由を知った上で、現代社会や自分の立ち位置であるリアルワールドにパターンを当てはめるという作業が必要になるわけだ。

私は織田信長の大ファンだ。

私は自分の人生を歩んできて、幼少期はとても辛く何事にも悲観的な性格であったが、
上京して○年、ゆっくりと正されていった。
トラブルももちろんあって、人に騙されたり詐欺にあったり、家が借りられなかったり色々あった。
困難があったとき、歴史上の人物や事件と照らし合わせることで乗り越えられたことが多々あった。

貧しさゆえに強制ミニマリストだった
若いときの俺

毒親は未だに許せないでいるが、近過ぎる関係にいると失敗すると学んだ。
過去を許してはいないが、同じ血が流れている家族がどうか穏やかであるよう神社で願うのみ。
遠い場所から祈り、見守ることで徐々に心は晴れやかで幾分生きやすい。

毒親に育てられ、本当に色々あった人生だった。
ご飯がなくて腹が減って学校でギャン泣きして先生が家まで来て、食事を与えていないと恥をかかされたと親は先生の前で私を殴った。
先生は家庭のことだから、と何もしてくれなかった、
警察沙汰2回、救急車2回、恐喝、○人未遂、自○未遂もあった。
人生が平穏なことはなかったが、上手に社会を生きるツールとして歴史を勉強していなかった末路が過去の自分ら(家族)が犯した過ちであり、その罰が返ってきたと解釈している。

○○歳になり、私はいつの間にか勉強を始めていた。○○歳で世の中の仕組みに気付けてラッキーだ。
知識が付いてからは生きやすくなってようやく過去と向かうことが出来ている。しかしこれが20歳で出来ていたら、両親もそうだったなら人生は違っただろうなとふと思う。
自分が稚拙すぎるあまりに両親を傷付けたし、両親も私を傷付けた。
私は自分の贖罪として数年後に母の受け入れを覚悟をしている。

最近のHappyな俺
セクシーな俺

Twitter@yuzuto1123

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