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週末フリーランスの時間節約術:初日に20点を取ろう

# はじめに

こんにちは。@yuzutas0です。
筆者が週末フリーランス活動を始めたところ、とにかく時間が足りないということに気付きました。
そこで有効だった時間節約術の1つが「仕事を請けたその日のうちに20点のアウトプットを提出する」ということです。

# 「1ヶ月で100点を取る」スタイル

「1ヶ月後までにマスコットキャラクターをデザインする」といった案件を請けたとします。
ついやってしまいがちなのが、次のような進め方です(あくまでも例えです)。

・1週目でコンセプトを整理
・2週目でラフスケッチを書く
・3週目で色をつける
・4週目にパンフレットと合わせて微修正
・そして納品

これは「1ヶ月で100点を取る」スタイルです。
この進め方にはリスクが潜んでいます。

# 100点を狙うことのリスク

最も危険なのは「手戻り」というリスクです。
完成品を見たクライアントが「期待していた内容と違う」「実はこういう背景もある」と言い出す危険です。
せっかく1ヶ月を費やしたのに、丸々作り直しということもあります。

事前に細かくヒアリングする。追加請求をする。もちろんそういった工夫はできます。
しかしアウトプットを見ることで初めて気付けることがあるのも事実です。

だからこそ、まず20点版を提出するのです。

「箇条書きでコンセプト案を3つ書き出す」
「鉛筆の手書きスケッチを3つ書いてみる」
「3色だけ使ってベタ塗りしてみる」
「ベタ塗りしたものをパンフレットに合わせてみる」

この時点でクライアントに見せて、気に入った点と懸念点を聞き出しましょう。
気に入った点はそのまま磨き込んでいけば良いでしょう。懸念点は軌道修正しましょう。

# 翌日に回すことのリスク

20点のアウトプットを出すならその日のうちがベストです。
安心して失敗できるからです。
お互いに「まだ初日だから」と軽い気持ちでいられます。
むしろほとんどのクライアントから高い評価を受けるでしょう。

時間が経ってしまうとそうはいきません。
「まだこれしか出来ていないのか」ということになりかねません。

# 「マルチタスク」と「モチベーション」のリスク

平日に加えて、週末にも仕事があるのですから、その分だけ忙しくなります。
「あれもこれもやらなければ」と混乱しやすくなります。
少しでもTODOリストを軽い状態に保つことを心掛けましょう。

タスクが溜まってしまうと最悪です。
いちいち内容を思い出したり、情報を整理しなければいけません。
余計な時間とエネルギーを費やしてしまいます。

そうやって後回しにするうちに、モチベーションは下がっていきます。
「手をつけるまでは辛かった」「だけど始めてみたらあっさり終わった」という経験はありませんか。
モチベーションとはそういうものです。
着手が遅くなれば遅くなるほど仕事が辛くなってしまいます。

# 計画通りに進められないリスク

週末フリーランスとしての経験が浅い場合についてです。
どのくらいのスピードで仕事をできるのか、自分でも把握できません。

平日に働く場合とは事情が異なります。
休みを挟まないと体調を崩すかもしれません。
クライアントからのレスポンスは週明けを待たないといけないかもしれません。

トラブルや遅延が発生した時のことを想像してみてください。
「早い段階で20点を提出した人物」と「まだ何も提出していない人物」のどちらのほうが、依頼人にとって安心できるでしょうか。
不完全でも何らかのアウトプットがあるというのは、それだけで安心材料になるのです。

# 「勢い」を大切にしよう

依頼を受けたその日のうちに20点版を提出すると「勢い」がつきます。
翌日以降には、その20点のアウトプットを見返すことで、自信とモチベーションが湧いてきます。

低品質でもいいのです。
できる範囲でいいのです。
どのみち必要な一歩なのです。
真っ先にやりましょう。

# まとめ

週末フリーランスは限られた時間のなかでアウトプットを出さなくてはいけません。

手戻りを最小限に抑えて、小さく試しながら、クライアントと意思をすり合わせていく。
その姿勢が大切です。
20点を積み重ねていくことで、確実に・効率的に100点へと辿り着けるのです。

もしかしたら会社員が仕事をするときも同じかもしれませんね。
「真のプロフェッショナルは早く失敗する」ということを心掛けてみてはいかがでしょうか。

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