読了~小野寺史宜さん最新刊『うたう』
この週末は体調がいまひとつなので、家事以外はじっとしてるので読書がはかどりました。
思いがけず書店でサイン本を見つけたので、紙の単行本を買いました。祥伝社から出ている『ひと』『まち』『いえ』シリーズの最新刊です。表紙のイラストもずっと同じテイストですね。まぁこのシリーズ、どれも素晴らしいので今回も間違いはないでしょう。
…ってことで、いつもの安心安全の小野寺ワールドを期待通り楽しめました。大学の軽音楽サークルで出会った4人が、それぞれの事情と向き合い、家族や現実になんとか折り合いをつけて未来に向け1歩踏み出していくお話でした。
良かったのは、かつてバンドを組んで将来を夢見たメンバーが、また再会して夢に向かって頑張ろう!と安易な展開にならなかったところです。
刺激的な展開でハラハラするような読み応えではありませんが、じんわりほんのりと沁みる、癒しとなる一冊でした!