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息子くんのその後~ブレイディみかこ『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー2』読了

文庫化をきっかけに初めて読み、面白くて一気にハマってしまったブレイディみかこさん。
『ぼくはイエローで~』の続編が出たので早速読みました。

息子くんももう13歳。前作では英国の様々な格差や貧困、底辺校周辺の実態、労働者階級のことなど詳しく書かれていました。今作は、思春期ど真ん中の息子くんの成長物語にフォーカスされていた印象で、こちらも息子くんの成長を一緒に追体験しながら、英国のリアルな今を知ることができる、期待を裏切らない面白さでした。

息子くんの友達のティムやダニエル、アフリカ系転校生、先生のミセス・パープルなど、前作からのおなじみの人物のその後も読めて楽しいです。

英国のリアルな教育の現場を知りたい方、思春期男子の成長物語を読みたい方、ブレイディみかこさんのユーモアあふれる文章が好きな方、ぜひ手にとってみてください!

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