難易度高め?!の恋愛もの~平野啓一郎さん『マチネの終わりに』読了
平野啓一郎さんの最新刊『本心』を気になって購入したのですが、その前に『マチネの終わりに』が図書館予約でまわってきたので読んでみました。
クラシックギタリストの蒔野と世界を股にかけて仕事をする洋子。アラフォー男女の恋愛ものです。
…と書けばただのロマンティックなラブストーリーと思いきや、設定や背景、そして文体が、するすると読めるものでもなく、インテリの雰囲気に満ちていて、ちょっと難易度高めなのです。
パリ、ニューヨーク、東京など、舞台となる都市もまぁ華やか。イラクや長崎も。
平野啓一郎さん作品ってこんな感じなんだー、と思いながら読みました。
ラスト、紆余曲折を経て再会した二人の未来がどうかるのか、余韻を残した終わり方でした。
これ、福山雅治と石田ゆり子で映画化されてるんですよね。個人的には、蒔野は福山より江口洋介かなーと思いながら読みました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?